リリカルなのは編
第八話 オレ、『八神はやて』と一緒に暮らしているんだ………
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た人生とこのままだと奪われる人生。会ったこともなく、会う可能性があるというだけの奴らと、はやてを比べることなんかできん。前も言ったがここはアニメやゲームの世界じゃないんだ。オレの現実の世界なんだ。だからオレはオレの考える最善を成すだけだ」
なに、この覚悟を決めたかのようなドヤ顔。う、ウゼェ。
とりあえず、お互い話したいことは話し、その日は別れた。
その後、日を改めてだが八神家を訪問し、はやてちゃんとは会っている。ちなみにすずかとアリサも連れてった。
頼人の友達と紹介され、はやてちゃん(こう呼ぶように強制された)とも友達になった。みんなでテレビゲームなんかをして遊んだ。うわさの料理もいただいた。
子供2人で住んでいる頼人とはやてちゃんへの同情なのかもしれない。
実際の頼人の怒りの千分の一、万分の一も本当はわかっていないんだろう。
それでもはやてちゃんの本来こうではなかったはずの人生を、闇の書と管理局に狂わされた人生をどうにかしたいとは思う。
前世でも今世でも親の庇護の中で当たり前に暮らしてきた俺は、足を麻痺され、たった2人での生活を強制されている友達を見てそう思う。
実際のところ、原作の闇の書事件をトレースしてまったく同じように解決できるかというとはっきり言って不可能だ。俺たち転生者が少なからず影響を与えているし、俺自身これから無印の事件に介入すれば、その影響は計り知れない。それで起こるのは、闇の書の暴走と地球の崩壊か。なら、俺も覚悟をするべきなのかも知れない。
俺たちは勝手なんだろう。原作知識と言うあるかも知れないというだけの未来だが、それを知っているにも関わらず動くのだから。それでもできるだけの最善の未来を選ぼう。
「わかった。次元震を起こす場所とかは考えるが、おおむね闇の書に関してはその作戦で良い。ただ1つ約束してくれ。」
「約束?」
「そう約束。絶対に闇の書の真実をはやてちゃんに気付かれないこと。俺達が本来得たかも知れない家族を奪う、これは俺達が2人が墓の中まで持って行かないといけない。気付かれてしまえば、何を言ってもはやてちゃんはきっと自分のせいにするだろうから」
「そうか………。そうだな。わかった、約束する」
こうして、俺達は共犯者となった。
「んで、ジュエル・シードの件だけど。どこまで覚えてる?」
「どこまで?」
「あー。つまり。どんなモノで、いくつあって、どこにあるというかどうやって入手するかだな」
「それは………」
ということで、3人で相談。リニスはわけわかんなさそうだが。ただ、技術的なこととかは、原作知識とこの世界の知識すりあわせないといけないので、彼女にいてもらわないと困るのだ。
ジュエル・シードは、全部で21個存在する宝石型の
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