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とある愚者の転生記
リリカルなのは編
第八話 オレ、『八神はやて』と一緒に暮らしているんだ………
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されてる事件が起きるかどうかはわからないし、起きたのならそれ相応の人間が解決すればいい」
 と言い切りやがった。

「身内の贔屓と言われようが、はやてが不幸になることがわかってて、他人から選ばされる道を歩ませることはできん」

 まあ、身内からすれば、彼女がその孤独感と持ち前の責任感から、原作のような人生を歩むのを納得できんのはわかる。
 リニスの家族というだけで『テスタロッサ一家』を救おうとしている俺に反論はできんわな。
 
「わかった。俺の目的に協力してもらえるならお互い協力しよう」
「目的?」
「あぁ。俺の目的は頼人と同じように『テスタロッサ一家』の救済だ」
「はぁ? なにそれ?」

 いや、あきれたような目で見んで欲しいわ。まぁ、リニスのことを話してないんだし、そう思われるのもしょうがないか。

「まぁいい。詳しいことは今から話す」

 途中、リニスを念話で呼び、紹介して3人で話す。
リニスには転生について話していないので、あらかじめ頼人にはそのことを言い含め、頼人のことは、友人兼闇の書の関係者として説明した。

 いきなりリニスという原作死亡キャラの登場に頼人が驚く一コマはあったが、お互い挨拶も済んで打ち合わせ。
 前に話したことも含め、まず確認することはお互いの目標。現状の能力・戦力。そして目標達成のための作戦。

 目標・能力・戦力については、お互いに確認。リニスを拾った経緯なんかも話しておいた。頼人については、これから地球製デバイスを渡すことも含め、魔法について俺たちとともにリニスに教わることになった。「念」については時間がないので保留としておく。まずは魔法を使えるようになることを優先した。

 はやてを救う作戦については、頼人が言うには簡単だった。

「ジュエル・シードを集めて次元震を起こし、虚数空間に闇の書をポイする」
「「は?」」

 きっとリニスと二人、かなりアホ面だっただろう。あまりにも思考の斜め上の作戦だ。

 虚数空間というのは、あらゆる魔法が消去される無限の空間であり、一度落ちれば重力の続く限り墜落を続け、二度と出ることのできない空間らしい。原作でも説明されてたが、確認のためにもリニス先生に教えてもらった。リニス先生は何でも知ってる使い魔なのである。
 ちなみに、その先にはアルハザードがあるらしい。

 と、とりあえず、その作戦を検討してみるぜ。
 古代ベルカのデバイスである闇の書は、やっかいな転移機能・再生機能を含め、魔法で運用している。で、魔法が消去される虚数空間にポイして、空間が閉じれば出てくることはない。のか?

 て、ヴォルケンリッターは! リインフォースは! マテリアルズは! システムU−Dは!

「知らん。はやての今まで奪われてき
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