修学旅行はパンデモニウム
旅行初日の行き先×京都での任務
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ているらしいが本当かどうかは知らんな。進んでも進んでも鳥居ばかりだから、俺らは山の頂上まで競争する事になった。
「頂上は一ノ峰と言う所だ。標高二百三十三メートルあるそうだからな、そこがゴールだが注意点としては他の観光客の邪魔にならないように階段を上る事だ。ではよーいスタート!」
俺らは一斉に走り込んだが、観光客が多いのでそこは皆徒歩になり頂上が近くなるとゴールしたのはやはり俺であった。そこは人気が無い所であったが、俺ら以外誰もいないがお社に手を合わせて願い事をしてからその場を後にしようとした。
「・・・・京の者ではないな?」
突然の声で、周囲に気を配らせると俺ら囲まれているな。可笑しいな?俺らは黒の駒によって、人間同様なオーラを出している筈何だが。すると頂上へ登ってきた者に視線を行かせると納得したが、ゼノヴィアとイリナにアーシアだった。
「お前らもここに来たのか」
「あ、一誠君。私達も頂上へ来たら、いつの間にか囲まれているみたいなのよ」
「ゼノヴィアも木刀買っているみたいだが、俺らも木刀で戦うとするか」
一応全員分の木刀を買ってあるが、俺だけはエクスカリバー擬態モードにより木刀化したからだ。数は結構いるが、強そうではなさそうだな。身構えると現れたのは、巫女装束を着た小さな狐の子?だったな。
「余所者め!よくもッ・・・・。かかれっ!」
少女の掛け声と共に林からカラスに天狗に狐の妖怪が、大量に出現した。どうやら勘違いをしている様子で、俺らとゼノヴィアとイリナにアーシアは木刀で戦う事となったがあの子から勘違いだと言いたいが今は無理か。
「母上を返してもらうぞ!」
「母上?俺らはお前らの母親何ぞ知らんぞ」
俺は少女にそう叫ぶが、本当に知らないぞ。一体京都で何が起こっているんだ?少女は問答無用のご様子で、誤魔化していると言われても俺らは困ったもんだ。とりあえず木刀で錫杖を受けるようにしてから、主にゼノヴィア達に言ったのだった。
「・・・・そうか、お前達が母上を・・・・最早許す事は出来ん!不浄なる魔の存在め!神聖な場所を穢しおって!絶対に許さん!」
「ちょっと待て!コイツらは確かに悪魔と天使だが、神聖な場所を穢してないぞ!俺の名を聞け、我が名は創造神黒鐵だ!」
そう言って我は第一の姿にはならずに、波動だけを感じてもらった事で攻撃を止めてくれた狐の子供。目だけを大天使化の時にしたので、我を創造神黒鐵と認識したのか跪いた妖怪達だった。
「ま、まさかこんな所でお会いできるとは!先程は失礼を申した」
「で、何で俺達達を襲おうとしたんだ?」
「実は京都に住む妖怪達を束ねる大妖怪、九尾の御大将が行方不明なのです。拉致した者が分からないが故、今ここにいる悪魔がやったのだと
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