暁 〜小説投稿サイト〜
ドラゴンクエストX〜イレギュラーな冒険譚〜
第五十話 忍び寄る影
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まじい熱と勢いを持ってアベル達を襲う。
 私は急いでマジックバリアを唱えたけど、マジックバリアがその効果を発揮したのはアベル達が灼かれた後だった。
 ホイミンちゃんが慌ててベホマラーをアベル達に唱えて、傷を回復したけどその間に相手は更なる攻撃の準備をしていた。

「マヒャド!」
「ベギラゴン!」

 キメラが放ったマヒャドをマーリンのベギラゴンで相殺した後、私はキメラにメラゾーマを放った。キメラは呪文を打ったばかりで反応が遅れ、メラゾーマが直撃する。
 続いて2度目のマーリンのベギラゴン、アベルのバギクロスがキメラに直撃してキメラは崩れ落ちた。
 まだ辛うじて生きているようだけど、あのまま消滅するのも時間の問題だろう。そう考えて私はオークの方を向いた時信じられない言葉を聞いた。

「ザオリク」

 オークがその言葉を言った瞬間に金色の光が後少しで消滅しようとしていたキメラの体に降り注ぎ、キメラが復活する。
 完全な体を取り戻したキメラはオークにベホイミを掛けるとニヤリと嫌らしく微笑んだ。

 

 
 



 

 




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