Another3 潜入ギガンティス
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一方、ギガンティス付近の孤島にある研究所跡に来ていたアクセルとルナ。
アクセル「ここで昔、レッドに会ったんだ」
ルナ「ここで?」
研究所内部は既に片付けられており、兄弟達の残骸すらない。
アクセル「うん。多分あいつらに雇われたんだろうね。僕が脱走しようとした時にレッドに攻撃されて…まあ、僕もレッドの左目潰しちゃったんだけど…」
ルナ「な、何かレッドって、凄いね…」
自身の目を潰した相手を引き取って育てるなんて凄い。
アクセル「うん…本当にレッドには謝っても謝りきれないよ。さて、兄弟達への挨拶も済んだし…」
門の前に花束を置くと、ルナを見遣る。
ルナ「…そうだ、ギガンティスに行こうよ。みんなにお土産…」
アクセル「ああ、そうだね。買わないとアリアとかうるさいしね」
せっかくギガンティスの近くまで来たのだから何かお土産を買っていくことになり、アクセル達はライドチェイサーの置いてある場所に向かおうとした時であった。
ルナ「ん?…アクセル、あれは…」
アクセル「え…!!?」
アクセルは海岸に倒れている大破したレプリロイドのそばに走り寄るアクセルとルナ。
黒い軽量型のアーマーと、両腕に取り付けられた白い腕輪のような物が印象的だった。
アクセルはすぐさまレプリロイドの状態を調べる。
まだ微弱な反応を感じる。
まだ間に合うかも知れないと、ルナにハンターベースに通信を頼んだ。
アクセルは今のうちに出来る応急処置をすべく、サブタンクを用意したのだが…。
アクセル「ん?」
アクセルはこのレプリロイドに違和感を感じた。
本来あるべき物であるDNAデータとIDタグがない。
IDタグならまだしも、DNAデータまで奪われていた。
レプリロイドの身元等が分かるIDタグなら奪う価値はあるが、DNAデータまでないとなるとただ事ではない。
アクセルは嫌な予感を感じていた。
アクセル「(どいつもこいつも…どうして静かに暮らせないんだよ!!)」
大破したレプリロイドが転送されるのを見つめながら拳を握り締めるアクセル。
ルナ「アクセル…どうしたの?」
アクセル「いや…あのレプリロイド…IDタグやDNAデータが抜き取られてたんだよ。」
ルナ「DNAデータまで?」
アクセル「うん、何か嫌な予感がするよ。この辺りで…ギガンティスで何が起きてるんだか…調査する必要があるかもね」
ルナ「うん、ギガンティス。行ってみよう。もしかしたら犯人が見つかるかもしれないし」
アクセル「あは、ルナならそう言ってくれると信じてたよ。それじゃ
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