修学旅行はパンデモニウム
家族旅行前×グレモリー家でのお茶会
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き出して、周辺にいたリアス達は俺の背後についたと思っていたが甘いな。素早くパンチを片手で受け止めてから回し蹴りをした。回し蹴りは、ぎりぎり避けたサイラオーグはそのまま後退した。
「流石と言っていい程の動きだ。先程の拳は挨拶代りだったが、受け止められるとはとても驚いたぞ。だが俺の武器は三つだ。頑丈な体・動ける足・体術だ。手加減無用だ、行くぞ!」
目の前から消えたと思ったが、俺にはゆっくり見える。欠伸が出る程ゆっくりだ。俺はサイラオーグの足を狙ってローキックし、動きが止まったらボディに向かって一撃をお見舞いする所だったが、避けて蹴りを放ったが俺も蹴りをしたら当たった。お互い拳同士で直撃するが、ぶっ飛んだのはサイラオーグだった。ふむ力をセーブしているがこれ程とは、俺としてはまだまだ本気には至っていない。
『俺が加減調整しないとこの男は死んでいたぞ相棒』
『その通りだが、攻撃力を腕力にして求めた感じであるな。だが俺は単純なパワータイプでない事だが、サイラオーグはまだまだ鍛錬不足に見える』
「ここまでにしようか、サイラオーグ」
「まだだ、まだ俺はやれるぞ」
「まだまだ修業が足りんな、小僧。今の今まで手加減なんだぞ」
「何!すると今まで全て手を抜いていたとそう言いたいのか兵藤!」
それは本当の事だ。俺が本気を出したらこの空間ごと破壊されているし、リアス達まで巻き込むからな。鎧を解いて帰ろうとしたが、サーゼクスとサイラオーグが来たので軽くハリセンで殴った。サーゼクスは慣れていたが、サイラオーグは頭を押さえていたので特別に回復魔法をかけてやった。
「今の俺は赤龍帝の力無しでも、手加減で相手をする所だった。今回もドライグに頼んで、加減調整をしてもらったがまだまだ鍛錬が足りんよ。俺を本気で倒せる気があるなら、本気が出せるゲームをしたいね。上役の奴らと大衆の前で本気の拳を交わす事で、お前の評価は決まるだろうな。俺の評価など興味無いが、ゲームを楽しみにしているぞサイラオーグ」
「なるほど、赤龍帝の力を使わずとも俺を瞬殺出来るとそう言っているようだな。やはり創造神黒鐵様の拳は、最上級悪魔でもそれを畏怖していると見える。ゲーム後でも俺の目標は兵藤だ、足りない何かは今後の修業で変化してみせてやる」
そう告げてからサイラオーグは去っていった。頭を押さえながらサーゼクスが来た。
「いたたたた、一誠君のハリセンは相変わらず痛いね。どうだった?彼の一撃は」
「まあまあかな。俺も奴も両手両足に負荷をしてるけど、まだまだ修業不足と言いたい所だ」
「流石だね。それを見抜くとは、君の本気はゲームで見てみたいよ」
俺が最強の座から降りるのはまだまだのようだが、悪魔からはサイラオーグと互角に戦える日が来るのかもし
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