第八章 反転
第7話 荒れ狂う戦場
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まず初めに仕掛けたのはジェシカだった。
折紙と真那を同時に狙うように真ん中を視点にして突っ込んでくる。
もちろん二人は横に避ける。すると先ほどまで二人がいた場所をジェシカが通過していった。
ジェシカ「真那ァ!!」
ジェシカは急ブレーキをして、剣を構えながら真那に突進する。
真那「っ!『一閃』!」
何もない所から『村正』を取り出し、斬りつけてくるジェシカの剣を防ぐと同時にキン!という金属音が鳴り響いた。
折紙「はぁぁぁ!!」
その後ろの隙を逃さずに折紙がジェシカに迫り、そのまま斬りつける。
しかし、ジェシカも素人ではない。随意領域が邪魔をして防がれる。
ジェシカ「まなァ……マナァ……!真那ァ!!!」
二人の相手をしているにも関わらずジェシカは真那しか見ていなかった。まるで折紙など最初からいなかったかのように。
真那「面倒ですね。一気にカタをつけます。……鳶一一曹!」
折紙「……了解!」
と、叫びながらジェシカの上空を通り越して折紙の方へと移動する。
折紙はその間にジェシカに向かって、備え付けられていたミサイルを耳が痛くなるほどに発射する。
ジェシカ「……あァ!!?」
ジェシカも随意領域だけでは分が悪いと判断しミサイルで応戦し出した。真那ごと撃ち落とす気だ。
だが。
真那「こちらが隙だらけですよ?」
いつの間にかジェシカの横に回っていた真那は剣を構えて、こちらに斬りかかろうとしていた。
しかし、こちらには随意領域がある。一定以下のダメージならば防いでくれる。たかが剣ごときに破られるほど弱くはない。
と、ジェシカは高くっていた。
だが。
その早とちりは。
いとも簡単に打ち破られた。
真那「『推貫力(スラスト・ピアース)』!!」
突如、真那の『一閃』が少しばかり光り、その状態でジェシカに斬りかかった。
すると、
ジェシカ「ナッ……!?」
随意領域を貫通し、ジェシカもその斬りをくらってしまった。
推貫力(スラスト・ピアース)
全ての物理法則を無視して攻撃する技。
意識が真那の方へと向き、一瞬の隙ができる。
それを、折紙は逃さなかった。
折紙「はぁぁぁ!!」
ジェシカに向かってすごい勢いで斬りつける。その勢いをマトモに食らったジェシカは吹っ飛ばされてしまった。
そのまま後方の廃ビルへと突っ込んでいった。
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ジェシカは恐らく相当なダメージを食らっただろう。それこそもう立てないぐらいに。
真那「これでジェシカが諦めてくれればいいんですが……」
と、突
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