暁 〜小説投稿サイト〜
八神家の養父切嗣
九話:進みゆく歯車
[6/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ロッサの二名が、修復が完了したばかりの愛機と共に戦場に現れていた。
 その後ろにはアルフとユーノがサポート役として立っていた。

「あいつらッ!」
「…………」

 見覚えのある敵に嫌悪の表情を見せるヴィータ。
 ザフィーラは無言で戦況の変化を考察するだけで声を発する事は無い。
 少女達二人は合わせる必要もなく声を合わせて自らの愛機に声をかける。

「レイジングハート!」
「バルディッシュ!」
『Set up!』

 いつものように光に包まれて姿を変えると思っていた二人だったが何か様子が違う。
 何かを始めるように激しい点滅を繰り返し始める。

『Order of the setup was accepted.』
『Operating check of the new system has started.』
『Exchange parts are in good condition, completely cleared from the NEURO-DYNA-IDENT alpha zero one to beta eight six five.』
『The deformation mechanism confirmation is in good condition.』

「えっと、なにこれ?」
「いつもと違う…」

 二人の愛機は闇の書の守護騎士ヴォルケンリッターと戦うため、否、打倒するために生まれ変わった。
 自分達の力不足を痛感し、今度こそは己の主を守りきるために。
 レイジングハートとバルディッシュは新たなる高みへと進化を遂げた。

【二人共落ち着いて聞いてね。レイジングハートとバルディッシュは新しいシステムを積んでいるの】
「新しいシステム……」
【ご主人様想いの優しいデバイス達の新しい名前を呼んであげて】

 エイミィの言葉に二人は愛機達を様々な想いの籠った瞳で見つめる。
 そして二機は促すように再び点滅を繰り返す。

『Main system, start up.』
『Haken form deformation preparation: the battle with the maximum performance is always possible.』
『An accel and a buster: the modes switching became possible. The percentage of synchronicity, ninety, are maintained.』
『Condition, all green. Get set.』
『Standby, ready.』

 覚悟を決めて二人は二機を高々と掲げる。
 そして新たなる始
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ