似た者同士〜
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る。・・・とにかく、俺は返事をしてドアを開けると・・・同じく武装解除したシリカが立っていた。
「どうしたんだい?」
「あの・・・ええと、その、あの・・・よ、四十七層のこと、聞いておきたいと思って!」
・・・使い魔・・・ピナという名前らしい。きっと眠れないのかもしれない。俺は頷き、笑顔で答える。
「ああ、下に行く?」
「いえ、あの・・・よかったら、お部屋で・・・・・・あっ、あの、貴重な情報を誰かに聞かれたら大変ですし!」
「あ・・・ま、まあ確かに・・・けど・・・まあ、いいか・・・それにしても、シリカって結構慌てん坊で活発なんだな」
そう言うとシリカが小さくなる。とりあえずシリカを部屋にいれ、椅子に座らせる。
「ええと・・・お、あったあった」
アイテム欄から小箱を実体化させ、中から水晶玉を取り出す。
「きれい・・・それは何ですか?」
「《ミラージュ・スフィア》って言って・・・まあ、立体的な世界地図かな」
「うわあ・・・!」
起動させるとシリカが目を輝かせて地図に見入る。俺は微笑ましく思いながら、色々説明していく。
「そうしたらここの橋をこえて・・・っ」
何か・・・いる気配が・・・シリカに合図を送り・・・素早く駆け、ドアを開く。
「誰だっ!」
・・・だが相手の逃げ足は早かった。既に逃げられてしまった。
「な、何・・・!?」
「・・・話を聞かれていたようだな・・・」
「え・・・で、でもドア越しじゃあ・・・」
「聞き耳スキルが高いと防音が効かないんだ。そんなの上げてるアホがいるなんてな・・・」
聞き耳スキルの上げ方は・・・伏せていこう。正直あんな上げ方は精神がもたないからな・・・
「でも、なんで立ち聞きなんか・・・」
「良い感じに餌に食い付いたんだろうな。ちょっと待ってて、釣れたのを報告しないと」
俺はキリトに再びメッセージを打つ・・・あ、そろそろ亞莎にも連絡しないと不安がるかな・・・ようやくメッセージを打ち終わった。
「ごめんごめん。じゃあ・・・あ」
振り替えると、椅子からベッドに座り直していた筈のシリカは・・・
「すー・・・」
・・・落ちてしまっていた。俺は苦笑しながら掛布団を掛け、俺は椅子に座って机に突っ伏して寝ることにした・・・
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