閃光
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え達やはやて達と出会えただけで生きてきた甲斐があったと思っている。そんなおまえ達が生きる未来を守れるなら、その贄となる事も本望だ。さて……今後の事は以前伝えた手筈通りにな、ディアーチェ、レヴィ、シュテル」
「万事心得ておるぞ、教主殿。……心配するでない、我らは誓って約束を違えたりはせぬ。教主殿は教主殿の為すべき事を果たせばよいのだ」
「だいじょ〜ぶ! これからの事はボク達にどんっと任せて! ファーヴニルだって、いっそボク達だけでもけちょんけちょんにしてやるからさ!」
「私は……今だから正直に言います、まだ納得はしていません。教主の死を受け入れたくありません。管理局はあなたの名誉を陥れたのに、それでも彼女達を生かすために……自分がいない未来を守るために戦う……教主は本当にこれで良いんですか?」
「とっくの昔に覚悟はしている。俺は……自分が選んだ生き方を進み続けてきた。銀河意思によって運命を歪められ……光と闇の終わりなき戦いで命を削り……数奇な流れでこちら側へやってきて……更なる戦いの渦に巻き込まれながらも、俺は今までの間に数多くの心と出会った。そして闇に取り込まれない様に、己の意思で戦ってきた。この世界に生きる生命の未来を担う、小さな太陽達を守るためにな。そう、これで……いい、俺は……俺の生きた証を残せた。後は……おまえ達の時代だ!」
「……わかりました。まだ納得するには時間がかかるでしょうが、ここにいる皆とその結末を見届けます。教主の生き様を……。だからあなたが大切だと教えてくれた心は、この私が……シュテル・ザ・デストラクターが後世に伝えます。彼女達が見失ってしまったら、私が彼女達の道を正して見せます」
『私もシュテルと同じ。サバタ様に助けられた者として……あなたの事が好きな一人の女として……この想いは未来に繋いでいく。そうすれば寿命を迎えても、サバタ様の命は私達の中で生き続けてくれるから……』
「人には為さねばならない事がある、忘れてはならない事がある、伝えていかなくてはならない事がある。それらは私達がこれからも生きて、やっていかなくてはならないもの。その大切な使命を、サバタさんはその身を以って教えてくれた。一度未来を諦めた私の心を救い、再び未来に希望を持てるように……」
「サバタさんが何を想い、何を成し遂げてきて、何を伝えたかったのか……私達は知っています。私達は感じています、サバタさんの愛を。世界や管理局が何を言おうと……私達はずっと覚えています!」
「フッ……まだ戦いは終わっていないがな。まぁ……なんだ…………その………………ありがとう」
『…………ッ!』
「あぁ……やはりこういうのは俺の柄じゃない……。別にニヤニヤするぐらい構わないが……あんまり突っつかないでくれよ?」
最後と
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