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リリなのinボクらの太陽サーガ
閃光
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いくつかを奪う大ダメージを与える。俺達は知らなかったが、この時に潰した眼はラジエルが潰したのとほぼ同じ眼だったらしい。

『このまま突進します! 皆、衝撃に備えてください!』

叫び声を上げるファーヴニルにRAYを突撃させながら、ユーリのエグザミアの魔力がRAYの頭部に集束、強度を飛躍的に高める。それに加えて脚部から繰り出される圧倒的なパワーを重ねた結果……!

『どっせぇぇえい!!!』

ギィィィィッ!!

ファーヴニルの頭部に正面から突撃したRAYが、ファーヴニルの進攻をせき止める! 湾岸地区にいた局員……ああ、今見つけたがゲンヤはここの指揮についていたらしい。ともあれ彼らが吹き飛んだ先で気絶から回復した場合、戦艦の倍以上の大きさのファーヴニルを戦艦程ではないが巨大な質量兵器が押さえているという光景を目の当たりにする訳なのだが、恐らく真っ先に幻覚を見ているんじゃないかと思って自分の目を疑うだろうな。まぁ、彼らはメタルギアを知らないし、サイズ差もあるから当然かもしれないが。

ともかくファーヴニルの動きを止めた直後、RAYの肩部から俺とマテ娘も跳躍、ファーヴニルの頭部に飛び乗る。そのまま頭部を駆け抜け、最優先で破壊しなければならないレアメタルの角に“火精刀気―朧―”を放つ! 頭部を焼き尽くす炎を発しながら幾度も斬って気付いたが、高周波ブレードに改造した暗黒剣の威力は俺の想定以上で、今の攻撃だけで角に大きくヒビが入った。続けざまにシュテルがブラストファイヤー、レヴィが光翼連斬、ディアーチェがアロンダイト、更に遠距離からのマキナの狙撃で連携攻撃を繋げ、一気に角をへし折らんとする勢いでダメージを蓄積させる。それによってますますヒビが入っていくが、俺達自身はそのまま追撃せず、ファーヴニルの背部へと走り抜ける。その理由は次でわかる。

『発射ぁ〜!!』

ユーリの掛け声と共に、RAYが搭載してきた全ての肩部ミサイルや背部のクラスターミサイルが上空に発射され、角に集中して爆撃する。それで発生する爆炎などによって俺達は角に近づく事が出来ないが、遠くから狙撃しているマキナだけ問題ない。そしてその間に更なる部位損傷を行って弱体化をさせるべく、俺とマテ娘は別の部位に移動する。

「まずは右腕だけど、ボクが全部やっつけてやる! いっくぞぉ〜!!」

「む、皆レヴィに遅れるな! ……にしても改めて思うが、本当にデカいのう……。だがこの程度の絶望など、我が闇で打ち砕いてくれるわぁッ!!」

「今宵のルシフェリオンは血に飢えています。教主のために、天をも焦がす炎を揚げてみせましょう!!」

『皆頑張ってください! 私もファーヴニルがこれ以上進攻しないように喰い止めていますから!』

「フッ……おかげで心置きなく戦えるな!」


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