第五章
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「その頃のことですね」
「学生達が暴れていたんだ」
「革命とか言ってですね」
「それが過激派だがな」
「まだいるってことですね」
「あの頃暴れていた学生達はだ」
池田は軽蔑する目で彼等のことを語った。
「馬鹿だったがな」
「民主主義だの平和を守れって言いながら暴力を振るってたんですよね」
「ゲパ棒振るってな」
「ゲパルト、力ですか」
ドイツ語である、言うまでもなく機動隊等に対して向かい殴る為にある。
「つまり暴力ですね」
「ゲパルトアズホスヌングとか言ってな」
「それで共産革命とか言ってたんですね」
「暴力、もっと言えばテロでな」
「そんな連中でしたよね」
「民主主義、平和を守りたいならな」
池田は軽蔑している目のままさらに語った。
「選挙に行け」
「まずは、ですね」
「暴れるな、そして真実を勉強してだ」
「それから発言する」
「それが筋だがな」
「過激派は違いますね」
「そうだ、連中は暴力を厭わない」
共産革命の為にはだ。
「そうした連中がまだいるんだ」
「何だかんだで、ですね」
「馬鹿のルーツにある奴は馬鹿だ」
昔の、七十年代の過激派も今の過激派もというのだ。
「今でもデモで暴れているな」
「沖縄とかで」
「あの連中だ、沖縄でもな」
「基地反対って言ってる一坪地主とか」
「調べたらその過激派にだ」
池田はさらに言った。
「体主思想研究センターの奴もいた」
「あの独裁国家の将軍様のですか」
「思想を学ぶところだ」
「どう考えても怪しい連中ですね」
「沖縄の実態もそうだ、今の知事も元知事もな」
「周りにはそんな連中がうようよしてるんですね」
「ああ、連中に反論するだろ」
基地反対と抗議行動をしている現場でだ。
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