第一章
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そのうえでだ、彼のそのさらさらとした黒い髪、大きな黒い目を思い出しつつだ。こう言った。
「あそこあんな男前おるねんな」
「まあそやな」
「亜沙美反応薄ない?」
「だってうちもう彼氏おるから」
「雄馬君やな」
「そやからな」
他の男の子を見てもというのだ。
「特に思わんわ」
「彼氏持ちの余裕やな」
「そういうこっちゃな、けれど千恵美おらんしな」
彼氏がだ、中学時代はいたが自然消滅している。
「そやからな」
「彼氏欲しいわ」
切実な声でだ、千恵美は答えた。
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