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魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
104話:機動六課防衛戦線(中編1)
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拠に、彼女の騎士服はボロボロだ。しかし彼女の頑張りによって、隊舎に大きな傷はついていなかった。
「もう……終わりにしよう」
「ッ、てめぇ!」
ディエンドはそう言い放ち、銃口をシャマルに―――否、六課隊舎へと向ける。
シャマルが、ガタキリバが。二人が必死に守ろうとしていたものを、壊そうとしているのだ。
腰にあるカードケース、そこから一枚のカードを取り出し、それをガタキリバにもわかるように見せる。
そこに描かれていたのは、彼自身の
紋章
(
レクスト
)
。金色に光るそのカードの意味は、士も重々知っている。
「これで、君達の守ろうとしていたものは…壊れる」
「そんなこと、させる訳ないだろ!」
阻止しようと立ち上がり、駆け抜けるガタキリバ。分身体も数体、止めるべく動き出す。
それを見たディエンド、彼は先程見せたカードをスライドする。そこにはもう一枚のカードが。
ディエンドはこうなることを予想し、予め二枚目のカードを用意していたのだ。
驚くガタキリバを他所に、ディエンドは二枚目のカードをディエンドライバーへと装填する。
〈 KAMEN RIDE・RIOTROOPER 〉
「くっ…!」
「このッ…邪魔すんな!」
銃口から放たれたデータは形を成し、数体の人間体を作り出す。ファイズやカイザのベルトを元に開発された、量産型変身ベルト“スマートバックル”によって変身したライダー―――“ライオトルーパー”。
バイクに乗るもの、剣を持ち飛び出すもの、銃を構えるもの。何体ものライオトルーパーが、ガタキリバ達を迎え撃つ。
「守るものを失ったとき、君は何を思うかな?」
「この野郎…止めろぉぉ!」
自分の弱さを呪うか? それとも嘆き悲しむか?
もう諦めろよ、お前の“ごっこ”遊びじゃ守れない、守り切れないんだ。
「止めるさ、必ず!」
「無理だな、?弱い”君には」
ディエンドはそう言って、自らの
紋章
(
レクスト
)
が描かれたカードを装填する。
〈 FINAL ATACK RIDE 〉
「何も―――」
〈 de de de D-END ! 〉
「守れないんだよ…!」
電子音声と共に、ディエンドは銃口を向ける。その先には、緑色のカード状のホログラムが、無数に円を描く。幾重にも重なるホログラムは、それ自体が砲台のようになっており、発射の時を今か今かと待ちわびているようだった。
必死に阻止しようとするガタキリバ。しかしライオトルーパーが立ちふさがり、それを食い止める。ガタキリバの力でライオトルーパーを退けるのは容易だったが、次々と襲い来る彼らに突破できずにいた。
「これで……終わりだッ…!!」
「止めろ
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