弐話 再び踏み出した男
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笑う
「…見事」
狂夜も笑ってそのまま拳を押し切った。
「ま、なかなか面白かったぜ、お前」
そして、吽形の腕がバキバキと大きな音を立ててへし折れ、吽形も倒れた
狂夜は葉巻のようなものを口に含み、指から出した炎で火をつける。
「終わりましたね、しかし…この2体気絶してるんですが…」
骸が狂夜に近づいて呆れ顔で言う。
「んーそうだな」
狂夜は「よっこいせ」と腰を上げて服を叩くと扉から距離をとる。
「ちょっと退いてろよ、骸」
瞬間、強風が突き抜けたと錯覚するほどのスピードで狂夜は走った。
「邪魔だァァァァァ!!」
跳躍、空中で蹴りの体制を取り、巨大な扉を蹴破る。
扉はあっけなくドゴンと音を立てて前方に吹っ飛んだ。
「さて、行くぞ、骸」
狂夜は葉巻を加えて扉を踏んで中へと進む。
「なんか…前より滅茶苦茶になってません…?」
骸は頭が痛いと言うように顔を顰めて、続いて扉の向こうへと歩いて行った。
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