悪魔のお仕事〜短編集〜
メイドオフのグレイフィア
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来てよかった」
確かにな、ここに来るには俺の家専用の送迎車か魔法陣で転移できるようにしてある。炎駒は魔法陣で帰って行った。そういや麒麟って縁起がよくて、家に訪れる事があるとその家に良い事が起きるとか言ってたな。
ソファに座ったグレイフィアの前に紅茶を運ばせたが、ちなみにオリジナルブレンドだからめちゃめちゃ美味いと好評である。茶葉を作ったのは、次元の狭間本家にいるルシファーだしゴグマゴグが助手をしている。
「にしても一誠さんの家に麒麟が訪れるとは、私も驚きです」
「まあそうだろうな、神聖な生き物である麒麟を眷属にしたサーゼクスは一体何を考えているのかね?悪魔とは対立していたはずの間柄で、それを可能にさせた時点で一線を越えている」
ソーナと俺はそういう話をしていると、炎駒は昔野山を駆け巡った事があるとか。まだリアスが小さい頃にだが、炎駒とは話し相手だったらしいな。そう考えているとルシファーお手製の茶葉を飲むグレイフィアだったが、とてもお気に召した様子だった。
「この紅茶美味しいわね、これは一体どこのブランドなのかしら?」
「この紅茶はウチのオリジナルブレンドだグレイフィア。部員に出すと大好評でね、ヴェネラナも美味しいと言ってくれたからお墨付きを貰った。ぜひ冥界でも売りたいと言っていた程だ」
「まあそうなの、それよりリアスが迷惑をかけてないか心配でしょうがなかったわ」
「最も今がとても迷惑なのだよ。我々は本来、土日は他の本家に戻っているからね」
俺とグレイフィアは語ったが、すぐにリアスの眷属に話を向けた。グレイフィアとグレモリー眷属の女性陣とウチの黒歌とイリナとシーグヴァイラとレイヴェルは談笑していた。俺とヴァーリは蚊帳の外だった。
「リアスは少々我が儘ですから、眷属の皆さんにご迷惑をかけてるのではないかと心配していたのです」
「そんな事はありませんわ。眷属の中心となって、皆の面倒をよく見ているのですよ」
「良いお友達、良い後輩に恵まれて、リアスは幸せ者ね。ただあとは殿方かしらね」
殿方と言った瞬間ここの空気は変わったが、殿方って俺か?
「ふむ、何となくだがそういう話題が飛び出すとはな」
「グレイフィア様が正式にいらっしゃる事は、そういう事も含まれるわよね」
「・・・・いつかは来るかと思ってました」
俺は考え事をすると、朱乃や白音が険しい表情をしていた。勿論ここにいるソーナ達もな、ヴァーリ達男は興味無いので地下鍛錬所に行ってしまった。だからここにいるのは、俺とソーナ達である。グレイフィアの言葉でここにいる女性陣の空気が変わる。
祐斗とゼノヴィアは庭でアーサーと明命で鍛錬しているからいないし、ギャスパーはここの図書室が気に入ったのか読書をしている。ちなみ
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