悪魔のお仕事〜短編集〜
メイドオフのグレイフィア
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言って来させた。リアスはメイドと行こうとしてたが止めた。ここは俺の家であり当主だ、グレイフィアが来たがいつものメイド服ではなくセレブな衣装に身を包んだグレイフィア。服装から髪型まで違うがグレイフィア本人だな。するとイリナが念話で話してきた。
『一誠君、グレイフィア様が着ている服のブランドって有名なブランドだよね?』
『どうやらそのようだな。しかしグレイフィアをメイド以外での服装は、なかなか無いレアな光景だ』
『既にカメラでデータを残しましたよ。一誠さん』
『流石は大公の次期当主だな。レアな光景を見れば、自然とカメラで収めたくなるもんだ』
俺らここの住人らは、そうやって念話をしていたがソーナは困った顔をしながらも俺らと一緒に座っていた。ここは俺の家であり、黒神眷属で俺より位が低いのでそのまま座っていた。グレモリー眷属だけは立って、挨拶をしようとしていた。グレイフィアは、案内されてこちらに来ると視線を俺らとリアス達に向ける。
「ごきげんよう、皆さん」
と気品あふれる微笑を浮かべつつも丁寧な挨拶をした。そしてリアスに視線を向けた。
「ごきげんよう、リアス」
「ごきげんよう、お義姉様」
どこか緊張をしているリアスだったが、ここで第三者の声が聞こえた。
「お久しゅうございますな、姫様」
ん?こいつどこかで見たことあるな、ああ、あの時の麒麟か。確かルシファー眷属の『兵士』で炎駒だったな、俺の視線を感じたのか俺を見た。
「お久しぶりでございます、黒鐵様。あの時はお世話になりました」
「久しぶりだな炎駒、俺の事は兵藤一誠で良い。今はな?」
「では一誠様とお呼びいたします」
「一誠、炎駒と会った事あるの?炎駒久しぶりね、元気そうで何よりだわ」
リアスは炎駒に頬を手で撫でる。炎駒、麒麟って確か神獣だったような気がする。サーゼクスの眷属は、どれもバケモノ揃いとは聞いていたが神獣をも眷属に加えていたと言う事は随分前に会っているから知っていた。
「それではグレイフィア様、私はこれにて持ち場に戻りまする」
「ええ、ここまでありがとうございました。ただここに来るのは魔法陣で来れるので私一人でもよかったのでは」
「何を仰います。我らが偉大なる『女王』にして、主の奥方であるグレイフィア様が正式に訪問なされるのに護衛無しでは」
「炎駒は相変わらず何だな、心配はいらんよ。ここは結界を何重にも重ねているから、それに一度来た事があるヒトであるなら魔法陣で来れるようにしてある。それにもし襲われる事があっても、最強の『女王』と呼ばれているんだからな」
「そのようですな。私は麒麟であり、幸運を届けるのもまたご縁かと思いまする。一誠様のお屋敷に来れただけでも、私にとっては拝見出
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