悪魔のお仕事〜短編集〜
メイドオフのグレイフィア
[1/6]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
ある日の休日、そろそろ家族旅行の準備をしていた俺らに朱乃から連絡が入った。本来なら次元の狭間本家に行っている俺とヴァーリチームとソーナ、シーグヴァイラ、レイヴェル、イリナはリビングにいた。
何故か来たグレモリー眷属のメンツ、特にリアスは慌てていた。祐斗とゼノヴィアは、グラウンドで雪蓮と明命で鍛錬していた。何でもロキ戦の前に、地獄の鍛錬をしたお陰でパワーアップ出来たと言ってたのか。特にゼノヴィアにテクニックについては、明命が相手をしてもらっている。
「で、何であんなに慌ててるんだリアスは?」
「お義姉様が来るそうなのです。本来ならここではなく別の場所で会う予定でしたが、ここに来て鍛錬をやると技術が上がると祐斗君が言ってましたから」
「お義姉様ってグレイフィアの事か?鍛錬やるなら別でやってほしい、こっちにとっては傍迷惑だ」
グレイフィアはリアスの家のメイドで、上級悪魔の名家グレモリー家のスケジュールやら経済事情とかやっていて、サーゼクスの眷属悪魔でサーゼクスの妻でもある。家族構成を見るとグレイフィアは、リアスの義理の姉にあたる。
「今日、グレイフィア様はオフを頂いたと言っておりましたわ」
「オフって事はメイドをか?オフになれば立場も変わるって事か」
「普段のグレイフィア様はもちろん知っていると思いますが、グレモリー家に仕えるメイドとしてグレモリー家の娘であるリアスと主従関係にあります。ですが、メイドオフになったら話は別になります。その時だけ立場が逆になるそうですわ」
「・・・・部長はお義姉さんになった時のグレイフィアさんが怖いんです・・・・チェックが凄く厳しいらしいんです」
と小猫ちゃんが言う、ちなみに小猫ちゃんの隣には黒歌がいる。こっちに小猫ちゃんがいると言ったら次元の狭間本家から来たからだ。
「それで?何で俺の家に、オフのグレイフィアが来るんだ?朱乃」
「何でも義姉として、リアスに話したい事があるそうなんですよ」
「それならここじゃなくて、駒王学園の根城にしろよな。名家グレモリー家の次期当主様が、リアスの用件を聞く為に俺の家に来たと。聞くだけで追い出す所だが、もう来てしまったのでは遅いな。とりあえずメイドはいつも通りに接客を頼む、お茶とお菓子の用意をな」
『畏まりましたご主人様』
俺と朱乃と喋っていると、リアスは歩きながら緊張してたのでハリセンではたいた。叩いたらこっちを向いて文句を言ってきたが、何で俺の家での訪問何だ?と質問したら顔が真っ赤になった。関係は部長と部員の関係だけで、あとは眷属同士の『王』と言うので別に特別な関係は無いに等しい。
すると呼び鈴が鳴ったので多分グレイフィアが来たのかと思いながら、俺はソファに座ったままにして客をこちらに来させろとメイドに
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ