ヒロインって誰だっけ?
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て、全くもうナノマシンのお陰で全快したってちゃんと言ったじゃないの?」
「それでも私は心配なの!!もう、心は遠くに行ってほしくないんだから…あっそうだお腹空いてない?」
「うん?空いてるといえば空いてるよ?結局夕ご飯も食べられなかったからね」
あ〜あ、またあのお刺身とかなんだろうなぁ〜惜しい事したな。今度変装して朝の市場に乗り込んで色々と買い漁るか。
「じゃあ心が元気になるように愛を込めた酢豚を作ったんだけど食べない!?」
「おっマジで!?食べる食べる!!」
「ホント!?やった!!今すぐ持ってくるから待っててね!!」
待ってるよ〜♪っていうか作ったってこの旅館で作ったって認識でいいのかな?良く厨房とか材料とか色んなものの許可をもぎ取ったな………。まあ俺の為に作ってくれたんなら食べない理由は無いな。
「持ってきたよ〜!お代わりもあるからいっぱい食べてね!!」
「おお有難う!作ってくれたリーリーに感謝を込めて………頂きます!!(ガツガツガツガツッ!!)」
「ど、どう?美味しいかなぁ………?精一杯作ったんだけど……」
「う、美味い。すげぇ美味いよリーリー!こんな美味い酢豚食った事無いよ!!」
いやぁマジで美味い、何だこの味の深みは?深みの中にあっさりとした味もあってすっと溶けていって凄い食べやすい。この肉もジューシーだけどしつこさが無くてパクパク行ける!
「や、やったぁああ!!これはね、私が中国に行ってからずっと心に食べて欲しく練習して編み出した調理法で作った酢豚なの!こ、心に美味しいって言って貰いたくて………」
「いやぁ本当に美味いぜこれ!?いやぁこんな美味い酢豚を作れるんなら何処の嫁に行っても大丈夫だな!」
「なっ何言ってるのよ♪私は貴方の嫁☆だ☆よ☆」
「そうだったな、だって俺達って恋人らしい事してないから自覚が無くてさぁ。箒嬢とはそれなりにしたんだけど」
そうだよなぁ、リーリーも俺の恋人なんだよなぁ。でも箒嬢とばっかり恋人らしい事してるなぁ俺。もっとリーリーを構ってやらんとな。
「確かに………そうね」
「ングング………ぷはぁっ完食!」
「お粗末さまでした♪あっちょっと待ってねそこで汚れ落としちゃうから」
あっそれはすいません。いやぁマジでリーリーはいい嫁になると思うな。うん間違いない。あっそうだ
「お待たせきゃっ!」
「ごめん、ビックリさせた?」
こっそりと鍵をかけてから皿洗いを終えたリーリーを抱きしめる。途中で邪魔が入ったらリーリーにも悪いからね。
「こ、心!?」
「ちょっとしてみない?恋人らしい事」
「えっむうう!?」
「………ごめん、いきなりすぎた?」
「い、いきなりすぎるって!!も、もうは、恥ずかしい……(///)」
顔を真っ赤にさせなが
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