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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第203話 闇を封じる光
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のアバターの者が
あの
(
・・
)
セリフを吐き出し、プレイヤーの1人を消し去ってしまったのだから。
その内の1人、なのだから。
そして、もう1人。
あの黒い髪のアバターにも負けないであろう長さの髪を後ろで束ねている姿。夜の闇の中にも瞬く美しい銀色の髪のアバター。そして、その前にいるのは 同じくぼろぼろのマントで身を包んだアバター、だった。
それぞれのプレイヤーの下には、小さなフォントで名前が表示されている。
予想通り、髪の黒い方が《kirito》で銀色の髪の方が《RYUKI》だった。
「キリト、くん。……それに これが リュウキ、くん……」
恐らくは、姉も自分と同じ感想だろう。
そのアバターの印象は、SAO時代の《白銀の剣士》《黒の剣士》とは到底おもえず、更にALO内部で使用している 《ウンディーネ》《スプリガン》ともかけ離れている。
リュウキのウンディーネに関しては、当時の、初期化する前の《フェンリル》と言う種族が、ウンディーネと言う種族に吸収される形で、今のアバターを形成しているから、ウンディーネ族のMale そのアバターよりは、やや小柄であり、髪の色もウンディーネ特有の青〜白、と言うよりは銀色で形成されているから、本来の種族を忘れてしまいそうだが、それでも 今の身体、アバターのサイズは それよりもかけ離れている。
言うならば、華奢な少女、としか思えない。
だけど、はっきりと判った。今 身に包んでいる 画面越しの自分にも伝わってくる気迫、そしてその構えは 紛れもない2人のものだ。
「今、坊ちゃんが、和人様が 戦いを始めた所です。……1人の少女を護る為に」
「……え?」
「死銃の標的、と言えば判りやすいかもしれません。……坊ちゃんと和人様は大丈夫です。ですが…… 彼女はそうはいきません」
「私達の捜査が、もっともっとしっかりしていれば……、この様な事にはならなかったのに……。申し訳ありません」
共に来ていた渚も、頭を下げた。
今 確かにリュウキやキリトの身体には心配はないのかもしれない。だけど、その心には確実に傷を作る事になってしまうだろう。
あの世界の様に、目の前で誰かを失ってしまう様な事が会ったら……。
「ちょ、ちょっと待ってください。死銃は、あの死神が どうやって、どうやって、PKをしているのか、それが判ったんですか??」
玲奈は慌てて そう言っていた。
それを訊いた2人はゆっくりと頷いた。
隼人と和人が結論をつけた事。
2人も、その結論に達していたのだ。死銃が現実にもいる、と言う事実を知った事。実際に源治もあの世界へと赴き、確認をした、と言う事を踏まえて。
渚が その推察を 玲奈に伝えている時に、
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