暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第203話 闇を封じる光
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。第2層から、始めてプレイヤーの鍛冶屋が生まれた。そして、フロントランナー達の当時のハイレベルの武器が、その鍛冶職人の手で、強化をして貰う際に、武器が消滅してしまうと言うモノだ。
 その真相は 鍛冶屋がだまし取っている、と言うモノ。SAOでの強化に置いて、武器破壊と言う罰則(ペナルティ)は存在しない。だが、そこには例外がある。武器には、強化回数に上限があり、それを超えてまで、強化をしようとすれば……、その武器は破壊されるのだ。故に、強化直前に、そのエンド品とすり替え、フロントランナー達のレア武器が破壊された、と錯覚させると言う手口。

 天才的な、この詐欺。……それを発案したのが、奴ら(・・)だった。

 勿論 破壊された彼らも黙っていなかった。その全ての真相が明らかにされたのは、第2層のBOSS攻略した時だ。詐欺の主犯達を公開PKをさせようとした。……殺しを助長しようとしたのだ。一度、殺しの前例を作ってしまえば、SAOが殺し合いのゲームになってしまうだろう。……それを誘発させようとした。

 その件については、()の根回しが効いたおかげもあり、何とか回避する事が出来たが……、そこから自然と、目を付ける事になったと言っていいだろう。




――犯罪者(レッド)と―― 




 あの世界で、その魔の手に掛かり 苦しみ、悲しんだ人たちを見た。……何度も見た。
 あの世界で、大切な仲間を失った。……数少ない心を許せると言っていい仲間を失ったのだ。



――……もう、二度と。

 

 現在。あの世界が終わっても。……世界が変わっても、再び奴らの魔の手が迫ろうとしている。また奴らが誰かの命を奪おうとしている。

 ……自分の震えを止めてくれた人を狙っている。同じ様に闇を背負い続け、そんな中でも必死に前を向いて生きようとしている人を。


――……失ってたまるか!


 彼の中には、その想いで一杯だった。対峙するその前から、ずっと……。
















 渚の運転する車が目的地へと到着、停車した後 素早く 車のドアを開き、飛び降りる結城玲奈。

 この家には 何度も来ている。……自分が愛する人の家を知りたいと思うのは 当然であり、彼の家族。始めて好きと言うベクトルを向けた親代わりの人。綺堂 源治 とも会いたかった。
 実際に会ってみての感想は、本当に優しい人だ、と言う事が 会って直ぐに判った。そして その笑顔は 本当に安心出来る、と。彼が慕う理由が本当に判る。
 そして、その笑顔を自分にも向けてくれたんだ。

 
 車から飛び降りた先にある、もう左右に開かれた大きな家の門をくぐり抜けた。そして、自分の家の倍はあろうかと思
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