『共存』
[8]前話
僕には色んな事が起こった。
本当に色んな事が起こった。
そして、僕の中には色んな僕が居る。
記憶がなくなることもあるし、そうじゃないときもある。
病気らしい。
其れも、色んな風に言われる。
行く先行く先で病名が変わったりもする。
単純じゃないらしい。
でも、僕なりに僕をコントロールしてるつもりだから良いんだ。
周りが何を言っても、僕以外は誰も、僕の中の僕を知らない。
でも其れって本来は有り得ないって。
みんなと共存してるなんて有り得ないって。
妄想でしょ?って。
いいよ。
理解されようって思わない。
妄想でも何でも無い。
僕は、僕の中の僕と共に生きていくって約束したんだ。
光なんて見えないような漆黒の渦に居た。
そんな時、みんなが言ったんだ。
『僕達みんなは、君自身なんだよ。君の分身達なんだよ。だから、君を助けられるのも僕達なんだよ。此からは、分裂するより共に乗り越えていこう...』
僕の中の僕達は、今でも僕の中で生きてる。
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