放課後のラグナロク
ロキとフェンリル対応策×昔話から今に至る現状
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での仕事がある。朱乃は、悪魔の仕事があって夜遅くに帰ってくると朱璃さんに聞いたからだ。
なのでたまには家族で過ごす事だと思って朱璃さんを呼んだ。部屋も本来なら一人部屋だが、朱乃だけ三人で過ごせる部屋を用意させると朱乃は思いっきり抱き着いてきた。リアス達の目の前だったが、あの時は本当に助けてよかったと思っている。
術者達を探知して、悪魔達が気付かない程の結界を張っていたが俺は気付いた。奏と共に現場へ行くと、丁度剣が朱璃さんに貫きそうになったからな。俺達が術者を殺した後、バラキエルが駆けついた時は俺達を見て雷光を放とうとしていた。
よく見たら俺達だと知ると、矛を収めたバラキエルと再会した親子だった。俺はアザゼルを部屋に呼び出してあの頃を話してた。
「あの時はどうしてもバラキエルが必要だったから招集させたんだ。でもその時一ちゃんと奏さんがいたから助かったんだ、もし一ちゃん達が来なかったら今頃朱乃は堕天使とバラキエルを憎んでいただろう。もしそうなったら、俺がバラキエルに母と妻を奪ったと思っている」
「朱乃の家である姫島家は、日本のとある有名な神社の巫女である。確かバラキエルが出会った場所は、神社近くで敵勢力に襲撃されて重傷を負ったバラキエルが飛来してきたそうだな。朱璃さんは傷ついた堕天使幹部を救い、手厚く看病されたのが出会いのきっかけだったか」
「ああ。その時からバラキエルと親しい関係を持ってから、その身に宿したのが朱乃だ。だがバラキエルもずっと妻と娘を置いて行く訳にはいかなくなったから、近くの居を構えて堕天使幹部として動いてもらっていた。三人は慎ましい生活をしながら充実して幸せな日常を送っていたが、姫島家の親類は堕天使幹部に娘が洗脳されて手籠めにされたと勘違いしちまってな。一度目の襲撃はとある高名な術者達を消し掛けたそうだ、この話題を一ちゃんと二人で話すが久々だと思うぜ」
「一度目はバラキエルの力で何とかなったが、後々分かったんだが術者の中にはバラキエルにやられて恨みを持つ者が混ざっていたそうだ。だから堕天使と敵対している者達へ、情報提供をしたそうだな。その日は偶然バラキエルが家にいなかったから、敵対勢力は姫島家を躊躇せず襲撃をされた。ちょうど蹂躙されそうな所で、俺達が間に合ったお陰で朱璃さんと朱乃を失わずに済んだ訳だ。そんで、最後の一人を倒した所からは知っているだろう?アザゼル」
「そこからは一ちゃんの知っている通り、あの時の事件や敵対勢力を蹂躙して血の池状態となっていたので朱乃に記憶を封印させた事だったか。堕天使幹部がどれだけ敵対勢力に恨みを持っているかは把握していたが、一ちゃんが知った時から恨みを持つ敵対勢力を粛清してくれた。母親を目の前で失わずに済んだし、俺達堕天使に対して悪いイメージを持つ事なく今に至るか。
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