Another108 再びデジタルワールドに
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大輔達に呼び出され、聖竜学園に来た太一達。
全員の視線はデジタルワールドの状況を映したモニターに釘付けになっていた。
太一「ムゲンドラモンにキメラモン…他にもいる…カイザーの奴……こんなデジモン達を造り出しやがって…」
太一がモニターを見ながら呟いた。
モニターのには暴れ回っている人造デジモン軍団の姿が表示されている。
ヤマト「ムゲンドラモンとかならまだ分かるんだが、キメラモンか…」
丈「沢山のデジモンの生体パーツが使われているようだね…」
ミミ「何か気持ち悪いデジモン…」
ミミはデジタルゲートを経由して現実世界に、日本に来ていたのだ。
空「キメラモンにはクワガーモン、スカルグレイモン、デビモンの腕。グレイモンの身体に、ガルルモンの足、カブテリモンの頭部、エンジェモン、エアドラモンの翼、メタルグレイモンの髪のパーツが使われているのね」
光子郎「はい、恐ろしいですね…このような発想が出来るのもそうですが、まさか実行するなんて…」
命を命と思わないデジモンカイザーに、光子郎は恐怖を抱き始める。
ヤマト「こいつらを造るのに…一体、どれだけの数のデジモンが犠牲になったんだ…奴は創造主にでもなったつもりなのか!!?」
太一「思い上がるのも…いい加減にしろってんだ!!どうすれば奴の暴走をどうにか出来るんだ?」
タケル「それをみんなで考えなきゃ。何としても、デジモンカイザーの暴走を止めるんだ!!」
ヒカリ「ええ、デジモンカイザーを止めるまでは絶対に諦めない。」
大輔「その息だ。まずは俺達はいつも通り、戦力が集中している場所を叩く。まずは一番厄介な水中だ。メンバーは俺、賢、タケル、ヒカリ、すずか、丈さんだ」
何時もより多いメンバーに太一は不思議に思ったのか、口を開いた。
太一「なあ、何で6人なんだ?いつもなら4人メンバーで…」
ガンッ!!
スパンッ!!
分かりきったことを聞く太一の頭を拳骨とハリセンの洗礼を喰らわせたヤマトと空には何の罪もないだろう。
空「あんたって、どこまで馬鹿なの!!?聞かなくても考えれば分かることでしょうが!!」
ヤマト「丈とすずかちゃん以外は成熟期相当の進化しか出来ないんだぞ!!」
ルナモンは完全に水中に適応しているわけではないが、水属性のデジモンであるために、他のメンバーよりはマシに戦えるだろう。
太一「…………ああっ!!」
ヤマト「ようやく理解したか……」
太一「だったら最初からそう言えよ」
ヤマト「…………」
こめかみに青筋を浮かべながら再び拳骨の洗礼を浴びせようとしたヤマトに罪はない。
光子郎が止めようと羽交い締めしたが、横っ面に肘を喰らい、ノックアウト。
ミミ「きゃあ!
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