第四十八話 新たなる戦いへ 後編
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アンカを連れ去った手負いのホークマンの目の前には巨大な馬の魔物ーージャミが鎮座していた。
「俺が命じたのは、グランバニアの王子・王女だった。だがお前が攫ってきたのは王妃だった」
ジャミは自分が腰かけている玉座の横をチラリと見る。
そこには魔物によって拘束されたビアンカがいた。身動きは取れず、呪文も詠唱出来ないもののそれでも尚闘志を失うことなく馬の魔物を睨みつけている。
「予想外の事だったが、単に赤子を攫うよりもこちらの方が都合がいいな。では、ご苦労だった」
ジャミはそう言って手負いの部下に、退出を促す。
ホークマンが去った後にジャミは再びビアンカを見遣り、呟いた。
「さて、お前の夫や仲間がどうするか見物だなぁ?麗しきグランバニア王妃よ」
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