暁 〜小説投稿サイト〜
ランス 〜another story〜
第3章 リーザス陥落
第68話 ジオの町の異変
[13/13]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
んだんだ。……バレスやハウレーン、エクス、リックには何度言っても聞いちゃくれなかったから諦めたけど。あまり畏まられるのは得意じゃなくてね。オレは ただの冒険者だから」
「むぅ……それは申し訳ない。これは性分でして」
「僕も同様です」
「自分もそうですね」
「もも、申し訳……」

 口々にそう謝罪をもらうが、それ程のものではない。

「いやいや、構わないよ。心構えの問題だし。だから、メナドの事も…… ああ、そうだな」

 ユーリは、メナドの方を向いた。

「こう言う場で以外なら、良いよ。……ああ、勿論だが、メナドも無理してるというなら、それも別だ」
「あ、そ、そんな! 無理なんかしてないよっ!……判った! いや 判りました。ユーリ殿っ!」
「ん。OK」

 メナドは弾けんばかりの笑顔でそう答えていた。

「(……志津香さん達がいなくて良かったかもしれませんね。つかれている上に、こんな光景を見せられたら)」

 真知子は、メナドを見ながら、そして恐らくはメナド程ではないが、好感を持っているであろう、ハウレーンを見ながらそう思っていた。

 因みにハイパービル組で、ここに参加しているのはリックのみ。
 清十郎は、町の警備に言っていて、女性陣は休息。ランスは……シィルと、とまで言っておこう。夜も遅いと言う事で小人数で報告には来ていたのだ。

「(ぅぅ……、ふ、増えていくよぉ……)」

 やや、目を潤わせてるのは優希。いつか真知子がしてくれた占いが此処まで的中してしまった事で、かなり悄気てしまっている様だ。……新たに占ってもらおう、もしくは占おうと思ったが、所謂パンドラの箱に手をかける様で、出せなかった。
 
 優希のその直感は正しかった。



――……この後の数年間。彼には様々な出会いと、そして多くの想いが待っているのだから。

























〜技能?紹介〜



□ 鈍感
習得者 ユーリ(現時点のみ)

その名の通り、他人の好意(恋する女性限定)に ま〜〜ったく気づいていない様子の事。

ユーリの場合はロゼの影響……と言う事もあるが、……まぁ 身も蓋もないが、所謂 主人公の特権みたいなものである。

因みに、鈍感の後ろに《超》がつく事も多々有り。

という訳で、その技能はLv.3である。






[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ