放課後のラグナロク
ロキとフェンリル対策×ミドガルズオルムから情報提供
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肉体を持つドライグとアルビオンがいるから使う事は無い」
「とそう言う事で、一ちゃんらが本気を出せば悪神ロキをフルボッコ出来る訳だ。ロキとの一戦は、出来る限り黒神眷属からは出さないようにする。そうしないといつまで経っても、グレモリー眷属とシトリー眷属は強くならんからだ」
ここまでホワイトボードに書き込んだが、加勢はいらない。現時点で英雄派が神器所有者を送り込んで、禁手に至らせようとしているテロは各勢力を混乱させるからだ。各重要拠点は警戒度マックスとなっているから、戦力を割けない状態と言われてもこちらからいらんの一言で終わる。シトリー眷属はソーナ以外は期待していないが、結界関連や転移などで活躍してもらう。
「それとロキ対策を一応保険として、アイツに聞こうと思っている」
「保険ね、それでアイツってもしかしてアイツか?一ちゃん。アイツは深海で眠ってるはずだが」
「一誠、アイツとは誰なの?」
「五大龍王の一匹、『終末の大龍(スリーピング・ドラゴン)』ミドガルズオルムだ」
昔龍界で一度だけ会った事があるドラゴンで、今は北欧の深海で眠ってると聞いた時は呆れた。まさかそこで寝てるとは、だが悪神ロキに創り出されたドラゴンなら、フェンリルには詳しいはずさ。それとロキについてもな。
「で一ちゃん、さっき聞くと言ったが意識だけだよな?」
「どういう事?ミドガルズオルムは、まるで私達の声に応えるのか?と聞こえるけど」
「本来であれば、二天龍に龍王ティアマット・ファーブニル・ヴリトラ・元だがタンニーンの力で龍門と書いてドラゴン・ゲートを開くとされている。ミドガルズオルムの意識だけを呼び寄せる事を出来るが、そんな事しなくとも俺自ら深海に潜って直接聞いてくるのさ」
「俺はそうさせようとしたが、一ちゃん自身が直接聞いてくるなら丁度いいな。だがいいのか?全長六百メートルはあるデカブツだぜ、深海だから真っ暗で見えないはずだし深海だから相当準備が必要とされる『黒鐵改で潜るんだよ、それと専用ライトで探せば準備など既に準備済みだ』なるほど、黒ちゃんで行くとなるとすぐに聞いてくるはずだ」
「と言う事で俺一人で行ってくるんでな、ヴァーリ達はグレモリー眷属とシトリー眷属の鍛錬相手を頼む。少しでも強くしないとロキとフェンリル相手では、俺達の足手纏いとなる」
「了解した一誠」
さてと一仕事だな、黒鐵改を召喚すれば深海だろうが大丈夫だろう。アザゼルはシェムハザと一緒に対応を考えると言って会議室から出て行く。グレモリー眷属とシトリー眷属は、俺の注文によりしばらくこの家で地獄の修業をさせとく事となった。
悪神ロキ相手ならまだマシだが、神をも砕くと言われている牙を持っているフェンリル相手だろうとしても、俺でも用心ぐらい
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