遺跡出現までの10日間【3日目】 その11
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「さぁてぇ……どう料理してやろうかぁ……」
「ヒィッ!?」
口から唾を飛ばしながら油汗にまみれて興奮した表情を浮かべながらセルバーニが近寄ってくる。
「フゥゥム、いい体つきじゃないか。グヘヘヘ楽しめそうだ」
「!?」
体中を舐め回される様に見られベロリ、と首筋を舐められる。
「フゥ……ハァ……ハァ……フゥ……フゥ……」
「いやぁ…………」
全身をまさぐられる。そのいやらしい手つきに全身に鳥肌が立つ。
「安心しろよぉ……すぐには殺さないからよぉ……たっぷりと楽しもうぜぇ……」
そう言いながらセルバーニは一旦離れると沢山の拷問具が置いてあるところから革製の鞭を取り出した。
「助けてぇ……ご主人様ぁ……」
「………貴様ぁぁぁあああああああああ!!!」
「アウッ」
ナナの悲痛な叫びにセルバーニの表情が怒りに染まる。
「なぜ――――あいつを――――呼ぶッ―――――そこは――――助けてください――――セルバーニ様――――だろうが!」
「!?!?!?!?!?」
セルバーニが喋りながら鞭を振るごとに体に鋭い痛みが走る。服が、あの人に買ってもらった服が破れる、千切れる、体から剥がれ落ちる。
「フッ……フッ……フッ……フッ……」
ブクブクに太った肥満体ではあまり動けないのだろう。セルバーニはすぐに息を切らすと肩で息をしながら距離を詰めてくる。
「ハア……ハア……ハァ……」
「い、いやぁ……」
興奮したような表情を浮かべたセルバーニの油汗にまみれた手で全身を触られる。身の毛がよだつが両手足を枷でつながれているナナは何も抵抗ができずされるがままになる。
「いいぞぉ……もっとなけぇ……もっと興奮させろぉ……」
セルバーニの声が耳元で聞こえる。息が整ったのか再びセルバーニが少し離れると再び鞭を持ち直す。
「泣け! 泣け! 泣けえええええい!!!」
「キャアッ! ヒギッ! ウグッ!?」
叩かれたところが燃えるように熱い。今すぐ傷を抑えてうずくまりたい衝動に駆られるが枷がある以上何もできない。
「フウ……フウ……フウ……」
どれくらい時間が立っただろうかそんなに長い時間ではなかったがナナには物凄く長く感じられた。目を開けるとセルバーニが汗にまみれた服を脱ぎ始めている光景が目に入る。
「ハアッ……ハア……ハアッ……」
「ヒイッ!?」
そしてセルバーニは荒く臭い息を口から吐きながら油汗にまみれた全身で抱き着き、自分の体を擦り付けてきた。荒い鼻息が顔にかかる。ドス黒い色のベロで舐めまわされる。
(……た、助けて…
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