第3章 リーザス陥落
第65話 ハイパービルでの再会
[4/16]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
だぜ?」
トーダイ?……はい。ミリの言う事なので、スルーをしましょう。判る人には判るかと思われますが……、所謂この世界ででは、有り得ないので!
志津香とかなみは、少しの間、放心していたが。
「馬鹿! 忘れてんのは、ミリ! アンタの方でしょ!」
志津香が何やら顔を赤くさせつつ、考えついた様で、反論をしていた。
「ん? オレがか?」
「そうよ! あの時、『ここで勝って、生きて帰れたら』って言ったじゃない。私たちは、あの女にボロ負けしたんだから、まだ無効よ!」
「あ、あ! そ、そうでしたね!」
志津香。咄嗟の反撃にしては良い反論だ。かなみも感心しつつ、それに乗っかる。
まだ、大変だし……、あの時は異常事態でついつい言っちゃった、同意しちゃった。でも心の準備が……と言う状態だったのだから。
「ほーぅ。 な〜ら ここからが勝負って事か? これに勝ったら、って事で良いのか?」
「ええ! もちろん……ぁ」
「そうですっ! ……ぁ」
ミリの言葉に大きく頷いてしまった2人。完全に誘導尋問されてしまっている2人。どうやっても、1枚も2枚も上手なのはミリだ。それを見てミリはニヤリと笑って。
「よっしゃ! ちゃーんと、シィルを助け出してこいよ! 吉報を待ってるぜー?」
笑いながらそう宣言した。巧みに誘導したのか、2人に2度目の告白を言わせたのだから、やはりミリが何枚も上手だろう。
「それに、一夫多妻制は勿論ALICE様もお許し頂けるわ! ユーリの超鈍感も流石に面と向かって言ったり、押し倒したりすりゃ、だいじょーぶでしょ? わたしの調教じゃ、そこまでの防御反応はみせれない筈だしね〜?」
ミリと志津香、かなみの間にいつの間にか入ってきていたのはロゼ。
いつもいつも神出鬼没なのである。或いは、周囲に目が向けれない程、テンパっている2人だから、と言う理由だってあるだろう。
「ひゃあ!」
「ロゼっ!!」
慌てている2人だけど、もう遅い。この場にいる2人が聞いてしまったのだから。宣言したのを。
「んじゃ、お2人さん! 頑張ってきてねん。月の加護はけっこー高価だから、大事に使ってよね〜♪ ユーリLOVEパワーと融合させてねん♪」
ロゼは 現れたかと思えば、ひらひらと手を上げて即座に退散。この為だけに出てきたのか? と思える程の清々しい退散ぶりである。
「おっ、お前ら。そろそろ町入口に集まんなきゃいけねーんじゃね?」
「「ああっ!!」」
結局最後の最後まで振り回される2人だった。ユーリ達を先に行かせて色々と準備をしていたのが、話す前。時間が結構経ってしまっているのだ。
「お、覚えておきなさいよー!」
「おう! ちゃんと覚
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ