第3章 リーザス陥落
第65話 ハイパービルでの再会
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りこう言う戦いはしたくなかったがな」
「だぁ! ワラワラと出てくるんじゃない!! 不細工モンスターめ!!」
「短期戦です! 早く倒し、戦線を整えましょう」
「心得ている!」
薬や、セルの神魔法も無限ではないのだ。無駄な消費は回避したいのだが、この数は仕方がないだろう。
「……不安要素だ」
攻撃を全く受けなければ問題ない……事はない。
疲労と言うものは蓄積していくものであり、魔法使いも戦士も皆同じだ。疲労が貯まれば、技も鈍るし、魔力も現象するから。
こんな事なら、何とかだまくらかして、ロゼ位引っ張ってきたら良かったと思ったユーリ。色々と無理難題をふっかけられそうだが、全部受諾したら或いは……とおもえるのだ。今となっては考えても意味はないが。
「煉獄・斬光閃」
ユーリは、力を使うが、遠距離攻撃を多用し、仲間たちと自分に、敵からの反撃をもらわない様に距離をとって攻撃を続けるのだった。
そして、無事戦闘も終えた後。
「大丈夫か? 皆」
ユーリが状況を確認した。ケガらしいケガはしていないようだが。
「オレは問題無い」
「同じく。僕も大丈夫です」
リックと清十郎は大丈夫そうだ。ランスは……。
「だぁぁ! 鬱陶しい!!」
残党相手に暴れている。間違いなく、十分過ぎる程元気だ。
「ふぅ…… ま、大丈夫でしょ」
「私も、いけます!」
「トマトもですかねー。トマト印の竜角惨が力を振るうですよー!」
「私は、皆様に守っていだいただきましたので。大丈夫です。皆さん、ありがとうございました」
女性陣たちも、問題はなさそうだが……、コンディションは間違いなく落ちているだろう。それ程の物量だったから。
「(並みの相手なら大丈夫だが……)」
ここから、待ち構えている相手の事を考えたら、どうしても不安要素になってしまう。
気力が減った状態を考えたら……、ゲーム的に考えたら動けなくなる。勿論、そんなわけないが、実際には注意力が散漫になったり、力が落ちてしまったり、不協和音になってしまうのだ。だから、冒険者にとって自身の体調は、体力にも負けない位重要なのだ。
だが、ここまで来たら引き返すのも得策とは言えない。
結局はここまで来なければならないのだから。精神的に、来るだろう。ここでギブアップをしてしまった、と。
「……治癒術士がもう1人、もう 1人居れば全然違うと思うんだが」
ユーリはそう思う。
そもそも、ヒーラーの割合は、この部隊では圧倒的に少ないのだ。その内の1人であるシィルが攫われてしまった、と言う事も、戦力を考えたら大きいのだ。
「おや? 回復が必要ですか。では、任せ
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