第3章 リーザス陥落
第65話 ハイパービルでの再会
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志津香に至っては、あの夢が、悪夢が 悪い意味で現実になりそうな気もするからだ。
「神が我々を守ってくださいます。……がんばりましょう」
セルがそう言うと、ほとんど同時に探索を開始した。……志津香達の殺気が増していく気がしたが、ユーリは、多分サテラの件でだろう。と結論。間違えていないのだが……、本当に間違えていないのだが……、勿論この時自分が関与している事はいっっっ切、考えていなかったのだった。
その後、ハイパービル内を進んでいく。
モンスターとして、ワー婦警さんやワー看護婦さん、等らと交戦はあったものの、考えられるパーティの中でも最強クラスの構成であるメンバーにとっては造作もない事だった。……ランスが、女の子モンスター達をイジめていたのはいつも通りであり、それを邪魔するかなみと志津香もいつも通りだった。サムライも何体か現れたが、そこは男性陣があっという間に撃破。女の子モンスターであれば、情けをかけようものだけど、相手が男の子モンスターで、殺す気で向かってくるのだから、仕方がない。
そして、更に奥へと進むと。
「ユーリさん。ここのエレベーターは第1エレベーターで、ID-CARDが無いと動かないみたいです」
かなみは、注意書きを見ながらそう説明。
ランスに、『何カンニングをしておるのだ!』とか、わけわからん事言われていたけど、今はかなみの頭の中は魔人の事、ユーリの事が大半を占めていて、ランスを無視できたのだ。
「なる程な。だが」
「ああ、第1と言うのだから、他にもあるだろう」
「探しましょう」
「がはは! その通り、オレ様はそれが言いたかったのだ」
「……どの口が言ってるんだか」
呆れ気味の志津香。色々と考えて、思考の渦に飲まれかけたけど……、今はとりあえず目の前の事を解決するのが先、と一応は決着をつけた様だった。
そして、さらにさらに先へと進んでいく。
「ユーリさーんっ! 宝箱の中身、世色癌でしたですかねー!」
「ナイスだ。トマト」
「えへへ〜ですかねー」
ここで、本領を発揮したのはトマト。
無数に置かれていた宝箱を無事開ける事ができたのだ。それも、ノーミス・ノーコンティニューだ。流石、宝箱のスキルを持つだけのことはある、と感心する。
因みに、宝箱から、ラレラレ石が出てきた時。
『ユーリさーん! 一緒にみましょー!』
とトマトが提案してきて、ダメだしを食らったりもしてる。勿論とばっちりを受けているのはユーリだったりもする。魔人とあって、色々とあったのに、ほんと精神力が半端ない人たちなのだ。いろんな意味で。
そして更に先へと進み無事第2エレベーターの前にたどり着いた。
そこには表示はなく
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