Another105 買い物
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今日は久しぶりにお台場に帰ってきた大輔。
たまには両親に顔を合わせてこいという一輝からの言葉を貰ったからだ。
大輔「何て言うか、凄く久しぶりな気がする。」
一輝「当たり前だろ、お前もう1年近くお台場に帰ってないじゃねえか」
大輔「うん…兄ちゃんと一緒に出掛けるのも久しぶりだよな」
一輝「まあな、最近忙しいからまともな会話は出来てねえけどな。」
大輔「あ、京のコンビニだ。少し寄ってもいいかな?久しぶりに幼なじみに会いたいし」
一輝「構わねえよ」
久しぶりに幼なじみのコンビニに立ち寄る。
「あら?大輔君じゃない、本当に久しぶり!!2年ぶりじゃないかしら!!?」
幼なじみの母親が久しぶりに見た大輔の姿を見て喜色を浮かべた。
2年前に最後に見た時はまだ小さかった子供がこんなに逞しくなっていた。
一輝「で?大輔、会いたい奴はどこにいるんだ?」
「あら?あら!!あらあ!!綺麗な子ね〜!!」
肩にまで伸びている黒く艶やかな長髪に白い肌が良く映えている。
細身で美女を思わせるようなその容貌だが、ひ弱さは感じられないために幼なじみの母親と幼なじみの姉達も思わず感嘆の溜め息を漏らしていた。
一輝「ふう…」
どう言うわけか自分を見ると女性が騒ぐので慣れと諦めの境地に達している一輝は溜め息だけで留めておく。
京「ヤッホー大輔、久しぶ…わあお!!超イケメン!!大輔、その人誰!!?誰!!?」
一輝「…………」
ハイテンションな京にドン引きしている一輝。
一応、アリシアも元気一杯な子供だが、ここまでではない。
大輔「この人は伊藤一輝。俺が光が丘で暮らしていた時に凄く可愛がってくれたんだ。俺の兄貴分であり、そして」
ジュン「私の自慢の弟分よ〜。結構いい男でしょ?」
一輝「姉貴……」
大輔「姉ちゃん」
「ちょっとジュン!!あんたこんな綺麗な子と知り合いだなんて聞いてないわよ!!」
ジュン「そりゃあ言ってないしね」
わざわざ滅多に会えない弟分のことを言っても仕方ないと思っていたし。
タケル「あ、大輔君に一輝さん。買い物ですか?」
大輔「タケル?」
一輝「いや、大輔が幼なじみの顔を見に行こうとしてここに来たんだよ。それでお前は?」
タケル「僕は買い物です。母さんがこれから徹夜することになりますから夜食を買いに来たんです。」
大輔「ああ、やっぱり奈津子さんは相変わらず忙しいんだな。」
タケル「うん、仕事から帰ってきてもいつ休んでるんだろうって心配になるくらいに
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