海戦
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を持って見るためですよ、ありがとうございます』
長期戦が予想される理由はこの5分間ルール。ルーシィさんもミネルバさんも最下位になりたくないからこの5分間は絶対に耐えなければならない。
「妾の魔法なら一瞬で場外にすることもできるが、それでは興が削がれるというもの」
ミネルバさんは右手を体の前へと持ってきて、ルーシィさんに向かってかざす。
「耐えてみよ、妖精の尻尾」
ミネルバさんの手が光る。それと同時にルーシィさんの右横に同じような光の球体が姿を現す。
「何?これ・・・」
次第に大きくなっていく光。そしてその球体は大爆発を起こした。
「あああああ!!」
爆発によってダメージを受け叫ぶルーシィさん。
「熱!?水の中で」
「どういうことだ?」
水の中で熱が発生したことに驚くエルザさんと俺。
ドガッ
「うああっ!!」
「ルーシィ!!」
「なんだ!?あいつの魔法は!!」
次々とルーシィさんの周辺で爆発が起き、悲痛の叫びを上げるルーシィさん。
「今度は重い・・・鉛のような・・・やっぱり星霊を出さないと・・・」
頭を押さえていたルーシィさんは、ミネルバさんに対抗するためにと星霊を呼び出すための鍵を取ろうとする。
「あ・・・あれ?あたしの鍵が・・・」
しかしさっきまでルーシィさんの腰についていたはずのホルダーがなくなっている。
ジャラッ
複数の鍵が擦れ合う音が聞こえる。ルーシィさんはその音の方を見ると、そこには自分のホルダーを持ったミネルバさんがいた。
「いつの間に!?」
どのタイミングで鍵を取られたのか俺たちにもわからなかった。ミネルバさんはルーシィさんこ疑問に答えることなく、再び魔法を繰り出す。
ドガッ
「きゃああああ!!」
ミネルバさんの魔法により後方へと飛ばされるルーシィさん。
『ルーシィ!!このまま場外に出ると最下位だー!!』
ルーシィさんは手足をバタつかせ、なんとか最下位になるのをを避けようする。
ピタッ
その頑張りによるものなのか、ルーシィさんの背中が出かけたところで止まることができ、脱落を免れる。
「ほう」
競技場内に止まったルーシィさんに感心しているミネルバさん。
ドム
「あう!!」
今度は背中側から爆発が起き、ルーシィさんはダメージを受けてしまう。
「また熱い・・・やけどしそう・・・」
「「ルーシィさん!!」」
「鍵を取られちまったら、魔法が使えねぇ」
傷だらけのルーシィさんを見て俺とウェンディが叫び、グレイさんが心配そうにそう呟く。
「あたしは・・・どんな攻撃も・・・」
ドッドッ
水中競
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