【ソードアート・オンライン】編
109 血塗られた林檎
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ノと違って、そこまで¢≠「回転の頭脳は持ち合わせていないのだ。……だったら、出来る事を$マみ上げていくしか手は残されていない。
……しかも、こういう時≠ノ限って、ティーチ達は最前線への遠征に行っている。……ティーチやユーノの知恵が借りれるのなら、それはそれで心強いが…。
閑話休題。
「アスナは確かヨルコさんとフレンド登録してたよな」
「うん。……でもそれがどうかしたの?」
「……とりあえずアスナはヨルコさんに渡りを付けてもらえるか? グリムロック≠ネる人物についてヨルコさんに訊きたい。……出来れば明日くらいにでも会席をセッティングしたい」
……この件──圏内事件≠ノ介入すると意気込んではみたものの、アスナと俺は手詰まり感に苛まれるのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「なんかいたたまれ無いよな…」
「……うん…」
俺の投げ遣りな呟きにアスナが苦虫を噛み締めた様な声音で同意の言葉が返ってきた。一夜が明け、ヨルコさんと会談する事には成功したが、俺とアスナはヨルコさんから聞いた話には色々考えさせられた。
グリムロックと云うのは、ヨルコさんが昔に所属していたギルド──≪黄金林檎≫のリーダーで、カリスマ溢れる女傑であるグリセルダの夫だったらしい。……更に、ヨルコさんの話ではグリセルダさんとグリムロックの夫婦仲は大変良かった模様。
良かった>氛氓ニ、過去形なところから判るかもしれないが、グリセルダさんとグリムロックは別れている。……死別≠セったそうだ。
グリムロックは妻の死を悼み、今もなお喪に服しているらしく滅多な事では顔を表に出さないらしい。
……そして、残りのメンバーもグリセルダさんの死が契機になったのか、かつての≪黄金林檎≫のメンバーは散り散りになってしまって、軈て≪黄金林檎≫は解散の途を辿る事になってしまったとの事。
「……うちのギルドはレアドロップも取った者勝ち≠セもんね…」
アスナはヨルコさんのもう1つの話≠ェ後をひいていたのか、思い出したかの様に呟く。アスナの呟き。……それは1つのレアドロップ──敏捷値を20も上げる指輪によってモメたギルドの話だった。
確かにアスナが呟いた様に、≪DDD≫──うちのギルドでのレアドロップの扱いは取った者勝ち≠ナある。それはティーチがギルド建立の際、最初の方に決めた事である。
……とは云っても、ティーチはやたら羽振りが良いので──と云うかティーチのリアルラックが半端無いみたいだし──凄腕の鍛冶師≠煖盾驍フで、俺達のギルドが装備に困った事はあまり無い。
それどころ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ