第3章 リーザス陥落
第63話 襲撃の魔人サテラU
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。サテラから行くわよ」
これまでの攻撃とは違う攻撃、魔法を受けて 少なからず 楽しめた感じがしたのだろう。
だが、それも一瞬だった。
高速の鞭が志津香達に迫る。志津香は、その最後の瞬間まではっきりと見る事が出来た。魔法使いの身体能力、動体視力では到底追いつけるものじゃないのに、はっきりと見えた。
「(ゆ……ぅ……)」
そして、最奥。
ランスが使用している部屋だ。
「ランス! 急いで! じゃないと、アイツが……!!」
マリアがランスを呼びに部屋へと来ていた。この状況を知らせる為に。だが。
「あいつって、サテラの事かしら?」
「っっ!!」
すぐ後ろにまで、もう来ていたのだ。つまり、志津香達は……。
「志津香っ!? 志津香たちは!?」
「ああ、さっきそこでいた奴らか? あんな雑魚、サテラの相手になるわけないだろ」
そう言うと、マリアを吹き飛ばした。マリアはそのまま、気を失ってしまった。最後まで、志津香達の事を案じながら。
ランスはというと。
「このオレ様に抱いてもらいたいんだったら、もっと大人しく偲んでくるんだな! 騒々しいのは嫌いなんだ」
「ふん、誰がお前なんか。……まさか、あの時のバカが聖武具保有者だとは思わなかったわ。……サテラ選択をミス……った事も無いか」
サテラは髪をかき分けながらそう言う。
シィルは、不安そうに、ランスの隣にたった。目の前には、人類の敵である魔人がいるのだから仕方ないだろう。恐怖を感じてしまっても。
「さ、痛い目に会いたくなかったら。さっさと3つの聖武具、サテラにちょうだい」
「嫌だね。そうだな、どうしても欲しかったら、オレ様の前で淫らにオナ○ーでもしてもらおうかな、うひひひひ……」
こんな所でも、ランスはランス。決してブレない曲がらない。唯我独尊。ある意味凄い精神力だが、流石に相手が悪かった。
「きゃはは。勘違いするなよ? バカ。あいつがいない お前らなんか、一瞬で消せる。サテラはお願いをしているんじゃない、これは命令だ。早く渡せ」
サテラはそう言う。
だが、ランスは頑なだった。サテラが言っているあいつ、と言うのが誰の事か、判らないが水を差させている様で更に不満をました様だ。
「ふん、ゼッタイ嫌だ。オレ様は、他人に命令されるのは、だーーーいっきらいなんだよ」
「バカに話して理解される訳無いか。ここがゴールだし、手早く終わらせるわ。いくわよ」
「ふん! シィル、行け!」
「は、はい! ランス様」
シィルは、ランスの言葉に頷き、自分の扱える最大の必殺魔法を放つ。
「ファイヤーレーザー!!」
炎の柱が一直線上に、伸びサテラに直撃する
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