舞い降りる翼
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「誰だお前?邪魔すんなよ」
『邪魔立てするなら貴様も倒させてもらうぞ』
『おー、元気いいなぁ。何かいいことでもあったのかい? 』
乱入してきた機体はそのまま降下し、俺とティグリスガンダムの間に降り立った。
「ふざけてんのか?だから誰なんだよお前? 」
俺は乱入者に向かって聞く。乱入者の機体はウイングガンダムゼロをベース。アンテナ、胸部、両肩、両肘、両足、ツインバスターライフル、ウイングガンダムゼロのシールドに青色のクリアーパーツが埋め込まれており、形状とカラーリングがほぼストライクフリーダムと同じになっていた。バックパックは翼の部分がストライクフリーダムの物に変更されていて、両サイドアーマーにはビームサーベルを装備していた。
『名乗るほどの者じゃないさ。本来は始業式の時に来るはずだったんだけど、仕事とかで忙しくて来れなかった君達のコーチだよ』
『コーチ?そんなもの生徒会には報告に上がってないぞ』
『ええっ!?ムウさんちゃんと申請書出してよ……。まあ後で自分で出しに行こ』
男は気楽そうにそう言った。が、今は関係ないことだ。
「悪いけど邪魔だ。今取り組み中なんだよ」
『そういうことだ』
ティグリスガンダムがビームブレイドを展開すると、ティグリスガンダムが青白い光に包まれ、光により完璧な虎と化して機敏な動きをしながら突っ込こんだ。ウイングガンダムゼロはその場にしゃがみ、下からすくうようにシールドでティグリスガンダムを持ち上げて俺の所へと投げ飛ばしてきた。
『はいはーい。事情なら三人から聞いたよ。そんな条件でバトルをさせる訳にはいけないし、止めさせてもらうよ』
『貴様…! 』
そのままティグリスガンダムはMS形態に変形し、ドッズライフル二丁でウイングガンダムゼロに向けて攻撃する。しかしウイングガンダムゼロは動かずシールドを突き出すと、シールドがスライドしビームを吸収していった。
『アブソーブシールド!? 』
「だったらコイツでどうだ! 」
『カグラ君!止めなさい! 』
刀を構えてウイングガンダムゼロに斬りかかると、ウイングガンダムゼロは左手でビームサーベルを引き抜いて受け止めてきた。
『わからない人だ……なっ! 』
「ぐっ……! 」
ウイングガンダムゼロはそのままビームサーベルを振り切り、大きく後退させられる。
『どうする?まだ続ける気? 』
『…………ちっ! 』
『BATTLE ENDED』
サクラが舌打ちをすると、それと同時にバトルが終了した。
ーーー−−
「今日のところはここまでにしとこう。伝え忘れていたが、貴様達にチャンスをやる。近い内にいちば模型店といわれる店で開かれる大会がある。ここまで
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