第3章 リーザス陥落
第62話 レッドの町に迫る驚異
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問題とも思える。
メルフェイスについては、レッドの町解放戦の際に解放する事が出来た、リーザス紫の軍副将だ。……とある問題を抱えている女性だが、今は大丈夫だった。
紫の軍の将軍はアスカだが彼女は幼いと言う事、彼女の祖父が出来る事も限界がもあるから、実質指揮をしてるのはメルフェイスだ。
「うむ。皆が揃った所でそろそろジオの町についての作戦会議を始めましょう」
その言葉に場の全員が頷いた。
ここまでくれば、本当に壮観だと言えるだろう。黒の軍、白の軍、赤の軍、金の軍、紫の軍。其々の主力が集まったのだから。ただのヘルマンの兵隊相手ならまるで問題視しない程の武力が結集したと言ってもいいだろう。だが、これでも全く安心は出来ない。
……あの敵の存在を考えたら。
「よし、そろそろやってやるか。で、敵の状態はどうなのだ?」
ランスは、珍しく同意していた様だ。
性欲もあるが、暴れ足りない、と言う欲求も少なからずはあるのだろうか。
「(ぐふふ……、更に恩を売ってヤらないとな? この場には美味しそうな美女が多いからな……ぐふふ)」
……そう言う事だ。ランスにそんな欲求は皆無。性欲だけだった。
「私が説明しましょう」
現在の状況を説明する為に、エクスが一歩前へと出た。
「カスタムの真知子氏、リーザスの優希氏。優秀な情報屋である彼女達にも協力を仰ぎ、信頼の出来る情報として、纏め上げる事が出来ました。敵側は、自由都市に対する侵攻軍であった《フレッチャー》《ヘンダーソン》の両部隊が壊滅したので、基本的な実戦部隊は、もうありません」
そして、そこで区切った。それを聞いてランスは高笑いをする。
「がはは、なら一方的に攻め込んで終わりだな。お前達がちゃっちゃとやって来るのだ!」
総大将は放任主義の様だ。楽して、戦いに勝つ!それが一番。
「おう。そうだな。ランスは もう十分だ。休んでろ。後は オレ達がヤっとく」
と、いつも通りユーリの言葉でランスは再び奮起するのだった。こう言う場面では、良いように使われているのは、ランスだったりする。
「それはそれとしまして、まだ続きはありますよ」
エクスが中断しかけた話を再開させた。
「情報によると、リーザスの各地を制圧していた制圧舞台を集結させているという話があります」
「……早い内に、叩けるところは叩いておいたほうが良いな。リーザスの各地の兵を集めたら、随分の数になる、だろう?」
「ええ、その通りです。全てが結集したら2〜30,000は軽く超える大軍になるはずです。ユーリ殿が言うとおり、各個撃破するのが最善かと。それに、各地でリーザス軍のゲリラの抵抗で思うように進んでいない。ゲリラの中に
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