第3章 リーザス陥落
第62話 レッドの町に迫る驚異
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最後の方にはげんなりするユーリ。
これは、最早恒例になりつつある、志津香の踏み抜きだが、威力が増しに増し続けているのだ。……こちらの防御力もあげないとそろそろ辛い。追加装甲を加工して、ブーツに仕込んでおきたいくらいだ。そうすれば、多分蹴るポイントを変えるだけだと思えるけれど。
「はぁ、しょーがないわね。ま〜〜ったくも〜〜、志津香は、しょーがないんだから〜♪」
「うっさいっ!! 楽しんでんじゃないわよ!!」
真面目にユーリに見てもらいながら、アイテムユニコーンの蜜を使おうとしていたんだが、志津香は当然の行動を取ってしまっていた。かなみも勿論だ。
マリアは、今回は狙ったわけじゃなかったんだけど、結構久しぶりに志津香の可愛い所を見れて良かったと、内心満更でも無かった。
そして、そのままシィルと共に奥へと行った。
「……はぁ、足痛いなぁ」
「う、うっさいわねっ! それくらい我慢しなさいっ!! 男でしょ!」
「だから横暴だ!! お前の蹴り、マジで痛いんだからな!」
「……ほっ」
完全に棚に上げてる志津香と、何処となく肩の力を抜いたかなみ。ユーリと傍にいれば、多分彼女も無意識のうちに踏んづけていただろう。
「ふん! 当然だ。オレ様の女、志津香の制裁を受けるがいい! オレ様を差し置いて、淫乱美女を見に行こうとするからだ!」
「ランスもだ! お前ら オレの意志をもっと尊重しろ! 何も言ってないだろ!」
「誰がランスの女よ!」
……このメンバーが集まった司令本部は、いつもの2倍は騒がしいのだった。
「ふふ、ユーリさんは、本当にいろんな方に慕われているんですね。優希さんの言うとおりです」
「……だろ? オレも同感だ」
傍で一部始終をまるで、観客の様に見ていたセルとミリは笑っていた。
「セルってさ、笑うと随分と可愛いじゃねえか。どうだ? 今晩オレとヤらないか?」
「……ランスさんと同じような事を言うのですね。それに同性愛は神に仕える者として、全てを否定する訳にはいきませんが、私の純血は 神に捧げた身です」
セルは、そう言うと、ミリの方をまっすぐと見据えた。ミリは直感的に判った。これは、説教モードだ、と言う事が。
「ミリさんにも、一から説く必要がありますね?」
「バカだな〜、じょーだんだよじょーだん! ほらさ。こう言う空気も良いだろ? ……戦争で殺伐としてたんだからさ。休息だって大事だ。だが、心にも安らぎ、ゆとりがあったって良い」
「あ……、それは確かにそうですね。皆さんの気持ちを安らぐ事ができますし」
比較的、動揺を抑えつつ ミリはセルに説明。
そして、なんとかシスターの説教を回避する事に成功するのだった。ランスよりも一枚も二枚も上手なのは ランス
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