第3章 リーザス陥落
第61話 魔人再来
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ない。まぁ、頑張んなよ 2人とも」
「うぇ!?」
「ふ、ふんっ!」
悪魔フェリスから応援された2人。複雑と言えばそうだが、それでも……。
――……かなみと志津香、フェリスは少し仲良くなった。
「それで、蜜はどうしたんだ? ユニコーンも」
「がはは! オレ様がたーっぷり出させてやって、感謝しながら帰っていったぞ!」
「……何馬鹿な事言ってんのよ。目を離した隙に逃げていったんじゃない」
志津香のツッコミを聞き、ランスは不機嫌になる。
「だぁ!! お前たちがしっかりと見張らないからではないか!」
「馬鹿言ってんじゃないわよ。もう十分摂ったんだから良いじゃない」
「オレ様が気持ちよくしてやったのだ。なら、オレ様も1発、いや5発くらいは抜いてもらうのが普通だろう!」
「そんな普通しらないから」
話を早々に終わらせた。そして、湖の入口にスーが待っていた。
「ア、ミンナ 戻ッテキタ。終ワッタ?」
「ああ。ありがとう、終わったよ」
「スー、良イコト、シタノ?」
「うん。案内してくれて、ありがとね?」
かなみは、にこりと笑いながら、スーの頭を撫でた。スーは、はじめこそきょとんとしていたが。
「エヘヘ……」
気持ちよさそうに、目を細めていた。
一行は早速町へと戻る事にした。レイラが待っているからだ。早く治療をしてあげる為に。そして、もう1人の事もある。
「レイラさんの事もそうだが、それとセルさんの所に行かないとな。スーの事しっかり見てくれるだろう」
「セルサン?」
「ああ、教会のシスター……ん。難しいかな。スーの事、面倒見てくれる人だよ。大丈夫、優しい人だ」
「ユーリト オナジクライ?」
「……ん、オレよりずっとずっとだ」
「ユーリヨリ、ズット?? …… ビックリダ」
スーはそれを聞いて驚いていた。
これまで、色々と世話を焼く内に、ユーリに心を開いたのだ。ユーリだけではなく、この場の殆ど皆。人間は敵だ、と言っていた彼女はすっかりと息を潜めている。
……一部例外はとりあえず置いといたとしても。
「ぐふふ、セルさんの処女もいただいていないからな。ついでに美味しく頂くとするか」
「馬鹿、アンタはそれしか頭にないのっ!」
セルを襲う気マンマンのランスだった。苦言を呈しているのはかなみだ。それを聞いていたスーは、ランスに声を掛ける
「ソウイエバ チョーローガ 言ッテイタ。結婚スレバ 大丈夫 ダッテ。 ランス セルサント 結婚 スル?」
スーは思い出す様にそう言っていた。
ランスがしようとしていた教育は、ラプの長老にも言ってある。勿論、女性陣たちが阻止したから、未遂だったけど心配したラプの長老がスーに教えた様だ。…
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