暁 〜小説投稿サイト〜
『闇、時々、光』
『本音』

[8]前話


優しくされたいってワガママだと思ってた。
自分がこんなだから仕方ないって思ってた。

誰でもいいわけじゃない。
そう、誰でもいいわけじゃないんだ。

自分が求める人に優しさを与えたいし与えて欲しい。

憧れなんてものは、ほんと、至って普通のことなんだなって改めて想う。

ありきたりな、平凡なことが、本当は本当に幸福なんだろうなって解る...。

僕には、貴方の本音が解る気がするのは何故だろう。
気のせいかな。

どうか伝わって欲しい、貴方の本音。
とても大切で尊い宝物に。



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