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魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第三章
二十五話 集う者たち
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り写真に収めてしまいました!!]
「イーリス、削除」
[イエスマイマスター!!]
突然発生した威勢の良い声に、エーデルが即座に突っ込んだ。ヴィヴィオ達ちびっこ勢が、頭の上に?マークを浮かべる。

「今のは……?」
「あぁ……」
エーデルはどこか眠そうな表情でうなづくと、こいつ、といいながら懐から長方形の物体を取り出した。

「四角い……布の……?」
「あ、それ……お守り、ですよね?地球の」
「うん」
首を傾げたリオに、ヴィヴィオが続く。取り出されたのは、菖蒲(アヤメ)が書かれた緑色のお守りだった。中央の四角く縁取られた中に、“大願成就”と書かれている。

「……イーリス」
[はいっはーい!はっじめまして!可愛らしいお嬢様方!(わたくし)エーデル・シュタインの相方としてデバイスをさせていただいております、イーリスと申します!!先ほどのは私です!ご挨拶が遅れて申し訳ありません〜!!]
「な、なんていうか……」
「見た目よりすごく賑やかな機体()だね……」
「まぁ」
いきなりマシンガンのようにしゃべりだしたイーリスに、チビーズとディエチ、双子は苦笑しながら応じる。エーデルは少し肩をすくめて彼を懐に戻すと、スタジアムを見て黙り込んだ。

「…………」
「えっと……」
「あぁ、気にすんな。こいつ基本あんましゃべらねーんだ」
いきなり黙りこんだ彼にコロナが首をかしげたが、ライノがかるく笑って肩をすくめた。それに続くように、イーリスがしゃべくりだす。

「まぁマスターは常に低血圧でいらっしゃいますから。一部の日以外は毎朝学校に行くのもぎりぎりなほどの朝の弱さでして……」
「……イーリス、うるさい」
「イエスマイマスター!!!」
「あははは……」
なんだか(クラナ)相棒(アル)に通じるところがあるなぁ、とヴィヴィオは苦笑する。……と、不意にライノが周囲をキョロキョロと見回していることに気が付いた。

「ライノ先輩?」
「ん、あぁいや……こういう状況になると嗅ぎ付けてきそうな人に一人心あたりがあってな」
「嗅ぎ付けて……「よぉ、なんだお前ら集まってんなオイ!!」ひゃっ!?」
「やっぱ来た……」
苦笑しながらライノが振り向くと、今度はヴィヴィオ達の側から男が一人のしのしと歩いてきていた。身長は185を超えるだろうか、赤髪短髪のその男はライノの前に来ると嬉しそうにニヤリと笑って腰に手を当てた。ちなみに、声がでかい。物凄くデカい。

「おーおー、ライノ、セイル、エーデルっと……トップファイターが集まってなんの相談だ?つかライノ、お前いつの間に幼女(ガキ)なんて侍らせてんだ?そういう趣味だったか?」
「は べ ら せ て ね ぇ よ!!?なんでそういう発想になんのスルトさん!!」
「あっはは……ス
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