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魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第三章
二十五話 集う者たち
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達は、オットーとディードって言います」
「「お会いできて光栄です」」
そろって礼をした双子に恐縮するように、セイルは頭を下げ、そんな様子を見つつ、ライノが今度はメイドのほうを指す。

「で、このいかにもメイドさんなメイドが……」
「レイシア・スティアと申します、皆さま、お初にお目にかかります」
スカートを軽く上げて恭しく礼をする彼女につられるようにメンバーが頭を下げた。その様子をおかしそうに眺めながら、ライノが肩をすくめる。

「あぁ、ちなみに、セイルの彼女な」
「「「「えぇ!!?」」」」
「いやぁ……一方的にお世話になってばっかりで彼氏とかって名乗るのもおこがましいんだけど……」
「あら、それは違いますよ?」
セイルが申し訳なさそうに頭を掻くのに対し、やや心外そうにレイシアが言った。

「私はメイドとしてだけでなく、セイルに沢山の物をいただいています。だからこそ、私はセイルに真心を込めてお世話させていただいているのですよ?」
「あ、え、えっと……はい、ありがとうございます……」
全く恥ずかしげもない様子でそんなことをのたまう彼女に、非常に恥ずかしそうにセイルが顔を伏せた。そんな二人の様子を見て……

「「「「(キラキラキラキラキラキラ……)」」」」
なぜか女性陣は超光り輝いていた。セイル……というかレイシアが軽く羨望の的である。

「これだよ……」
笑顔をひきつらせながら、ライノは顔をそらして笑った。
周囲にいる観客達も、苦笑したり微笑えんだり舌打ちしたりしている。今リア充爆発しろと思った人はスタジアムの売店で簡易魔法花火を売っているので購入してみてはいかがだろう?
と……

「……相変わらずだね」
「ぬぁっ!?」
「うわっ!?」
「あら」
いきなりライノとセイル間に、別の人物の顔が姿を現した。いつから居たのかと聞きたくなるほどにゅぅっと現れた少年は、驚いた二人を交互に見る。

「エーデル……お前いつから居たんだよ……」
「さっきから。……三人とも、久しぶり」
「うん、久しぶり〜」
「お久しぶりです、シュタイン様」
あはは。と笑うセイルとレイシアに、エーデルと呼ばれた少年は軽く片手を上げる

「先輩、その人もお知り合いですか?」
「あぁ、こいつもファイターだ、前回十位」
「エーデル・シュタイン……エーデルでいいよ」
「十位……」
トップ10の一人、もちろん入賞者であり、トップファイターである。先ほど女子の部でも前回のトップファイター谷が集まって何やら話をしていた(※チビーズの認識ではそうだが、実際は単にいがみ合っていただけである)が、やはり上位の選手たちというのは自然と集まっていく物なのだろうか?

[トップツーのお二人のびっくり顔はレアですねぇ!!(わたくし)ばっち
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