体育館裏のホーリー
フリードとの決着×神の怒りを買った屑悪魔への決着
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ている事をな」
「一つだけ感謝なのは、アーシアちゃんが悪魔になったのが下種な悪魔によって今が楽しいと言ったアーシアちゃんですわね。悪魔になったから、今があるんだと私はそう思いますわ」
「そう思ってくれたのなら、泳がせて正解だったのかもしれない。それが唯一の救いだな、さてアーシアがいるのはこの奥だ」
リアス達にそう言われたので、正直言って救われた気がした。これに関しては迷っていたが、ヴァーリ達の的確な判断により真実を知れたのだからな。ついでにクルゼレイを次元の狭間本家地下牢屋に転移したと、ヴァーリらに伝えると残りはシャルバだなとね。で、辿り着いた場所は最深部にある神殿。内部に入ると前方に巨大装置が姿を現した。
壁に埋め込まれた巨大な円形装置で、あちこちに宝玉が埋め込まれていて怪しげな紋様と文字が刻まれていた。何かの術式魔法陣だなと思うと、装置の中央にはアーシアがいた。磔となり、外傷も無さそうだし衣類が破れた様子ではなかった。
「やっと来たんだね」
装置の横から姿を現した奴は、偽の優しげな笑みを向けられるが俺はあくまで冷静にいた。
「ディオドラ・アスタロト、降伏しろ。そうすれば悪魔式の裁判で裁く事も可能だが」
「今更そんな事言われても怖くないよ、それに今の僕は蛇を飲んだんだ。例え赤龍帝でも今の僕には傷一つ付けられない」
「・・・・一誠さん?」
俺と奴の会話を聞いていたのか、こちらへ顔を向けていたが目元が腫れ上がっていた。一発で泣いていたと察するが、それも尋常じゃ無い程の量である涙を流していたと思われる。目が赤くなっていたから、俺は結論に至った。
「・・・・ディオドラ、お前はアーシアに今までのシナリオを聞かせたのか?」
「うんそうさ。全部ね、君達にも見せたかったな。彼女が最高の表情になった瞬間を。全部、僕の掌で動いていたと知った時のアーシアの顔は本当に最高だった。ほら、記録映像にも残した。再生しようか?本当に素敵な顔何だ。教会の女が堕ちる瞬間の表情は、何度見ても堪らない」
「だが貴様は誤算を起こしたようだな。アーシアはすすり泣き始めているが、俺らという希望があったからな。俺らがアーシアを救った事により、お前の計画は台無しとなってしまった。堕天使レイナーレがアーシアを殺した後、奴が登場してレイナーレを殺してその場で駒を与える予定だったらしいぞリアス」
「そのようね。もし私があの場にいなかったら、私達の大事なアーシアを失う所だったのかもしれないわ。朱乃の家で生活するようになってからのアーシアは、教会時代よりとても楽しく生活していると。朱乃の母親はアーシアの事を娘だと思っているのよ、貴方の計画はこれで終わったと思ったけれど貴方の思い通りにはさせないわ」
「そうだ。今はこうやってアー
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