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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
ANSURX其は天翔けて死報告げる凶風の化身なる者〜Chevaliel〜
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シュヴァリエルの焦りが含まれた声に伏せてた顔を上げて目を開ける。シュヴァリエルの視界越しに見たマイスターの遺体が魔力となって霧散してく。シュヴァリエルがキョロキョロと辺りを見回し始めたその時・・・
――
力神の化身
(
コード・マグニ
)
――
「うごぉ・・・!?」
ズドンって鈍い音がしたかと思ったら視界がグルグル回り始めた。その原因が、マイスターからの何らかの攻撃を受けてシュヴァリエルが吹き飛ばされからだって気付くのに少し掛かった。
「蹴られただと!? どこに隠れてやがった・・・!? それに今も!」
地面を転がること数回、シュヴァリエルは四肢を地面に付くことで制動を掛けた。もう一度辺りを見回した後、「そこか!」両腕を払って発生させた風の刃を8つ、瓦礫に向かって放った。
「旋風!」
すると、その瓦礫の裏から空戦形態を解除してるマイスターが飛び出して来た。そして左手に持つ剣を振るうことで円盤状の風の刃を8つと放って、シュヴァリエルの攻撃を相殺した。シュヴァリエルは「早く気付くべきだったぜ! さっきのお前が手ぶらだったことに!」そう言いながら、また宝石を、今度は2個同時に胸に取り込んでるマイスターへ突撃。
「ウトガルド最後の女王、夢幻王プリムス・バラクーダ・ウトガルドが誇りし最高の幻影術式レフィナド・オラシオン。魔力消費が大きかったが、お前を騙すにはもってこいの作戦だった。まぁ、お前に一撃を入れられなかったから俺の負けだがな。しかし・・・」
――
崇め讃えよ
(
コード
)
、
汝の其の御名を
(
ミカエル
)
――
シュヴァリエルの周囲の瓦礫から蒼翼22枚が現れて一斉に砲撃を放ってきた。解除してたわけじゃんかったんだね。そんな蒼翼はシュヴァリエルの四肢を狙ってる。だからシュヴァリエルは「狙うならココだろうが!」砲撃を避けつつ自分の胸をドンッと叩いて怒鳴った。
「だったらアイリを解放しろ!」
(あ、アイリ・・・足枷になってる・・・)
マイスターにはこれまで何度かシュヴァリエルを倒す機会があったよね。ついさっきの蹴りの時もそう。蹴りじゃなくて別の、全てを吹き飛ばすような魔術を使えばシュヴァリエルを倒すことが出来たかも知れないのに。あれ?って思ってたけど、アイリを巻き込まないようにするためだったんだね・・・。
『アイリ! 聞こえるか! 俺は、ルシリオン・セインテスト! 君のかつての主、オーディンもそうだったセインテスト家の人間だ!』
――
光精聖弾
(
フェー・シュッツェ
)
――
拳銃から黄金の魔力弾を連射するマイスターがアイリに呼びかけてきてくれた。思念通話だから余所のノイズが入らないからハッキリと耳に届く。アイリもすぐに応えたい。そう思う反面、オーディンとルシリオンが同一人物だってことどうして隠
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