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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
ANSURX其は天翔けて死報告げる凶風の化身なる者〜Chevaliel〜
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ターやシグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラのところに帰りたい! そしてアギト、リインフォースUにも会いたい!)だから、ごめんね、シュヴァリエル!』
アイリは融合事故を引き起こす為に精一杯の反攻をすることにした。
†††Sideアイリ⇒ルシリオン†††
(魔石のストックが切れたか・・・!)
イヴ義姉様の“神剣ホヴズ”、カノンの“星填銃オルトリンデ”の顕現維持、2人の複製魔術の発動に必要な魔力、それに俺自身の上級術式に必要な魔力、それらを魔石で補っていたがとうとう底をついてしまった。
『(だが、戦場がここレンアオムというのが、俺にとって最大の優位となる!)クララ先輩!』
『ルシル君の座標確認! 3秒後に転送! 3、2、1!』
一足飛びで後退しシュヴァリエルから距離を取る。特捜課の先輩であるクララのスキル・強制転移によって4つの神器が、俺の騎士服に付いている発信機を元に転送されて来た。そのどれもが片手で持ち易い長柄の武器(槍や戦斧だな)で、ソレらを鷲掴んで魔力吸収のコード・イドゥンを発動。
『ありがとう! これでまだ戦える!』
クララから複製した強制転送を発動し、魔力が空になった神器を返す。俺がここでシュヴァリエルと決着をつけたかった理由がこれだ。神器の数だけ俺は魔力ドーピングが出来るため魔力枯渇による戦闘不能には陥らないのだ。まぁ、高ランク過ぎる魔力を使っての魔術発動でも複製品――記憶を失うが、敗死して全てを失うよりはマシだ。
「神器王ぉぉぉぉーーーーーッ!」
「アイリを返してもらうぞ、シュヴァリエルぅぅぅーーーーッ!」
右手で腰のホルスターから“オルトリンデ”を引き抜き、突っ込んで来たシュヴァリエルへ銃口を向ける。そして「フェー・シュッツェ!」魔力弾を数十発と連射。
――嵐爪風牙――
奴は先ほど俺の幻影を引き裂いたように両手を熊手(十指全てを曲げた状態)のようにして指先に竜巻を付加。魔力弾幕を真っ向から十指で引き裂きながら俺へと最接近。
「(イヴ義姉様・・・!)力を貸してください! 家族を救うために!」
救う。それには2つの意味がある。1つは今なお悪夢に捕らわれて暴走しているシュヴァリエル。そしてもう1つはアイリ。もう一度家族として、俺やみんなに力を貸してもらいたい。
「まだ言うか神器王! 家族と言うならさ! お前の隠し事すべてあの子供たち伝えたらどうなんだよ!」
「伝えて何になる! 伝えたところで未来は変わらない! 俺は・・・(どうせ消えるんだ)!」
それなら最後まで神器王ルシリオンではなく、友達ルシリオンとして見てもらいたい。
(俺だって解っている。これがただの自分勝手な我が儘だと言うくらいは・・・!)
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