体育館裏のホーリー
クルゼレイによる説得とサーゼクスの実力
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に偽物と話せと言うとは大概にしてもらおうか!」
「クルゼレイ、確かに俺は唯一繋がりを持っている者だ。手を取り合って利用しているだけの『禍の団』は、忌々しい天使と堕天使を悪魔が利用する存在ではないとお前らは思っているだろう。だがな、前四大魔王が生きている時から相互理解と和平やら共存する世界にする為、俺と三大勢力トップだけが仲良しとなっていた。思い出せ、お前の姉であったアスモデウスがどういう気持ちで天使と堕天使を見ていたかをな」
「確かに貴方の言う通りであるが、新たな悪魔世界を創り出す事が偽りの魔王共を消滅させる為に行動をしていたのだ!種として悪魔の存在自体に関してだけは感謝しているが、姉さんの血筋からではなく偽りの者がアスモデウスを名乗っているのは我慢できないのですよ」
「交渉決裂か、お前の姉を唯一知っている俺でさえ説得は失敗した。さてとどうする?俺らを倒すか、せっかくだから俺の弟子であるサーゼクスがお前の蛇だけを抹消してみせようか」
そう言う事でサーゼクスが前に出て来た事で、クルゼレイは戦闘態勢を取っていた。悪魔という種を守りたいし、民を守らなければ種は繁栄しない事も理解している。今の冥界に戦争は必要無いが、旧魔王派の考えは変わらない。悪魔の本懐は人間の魂を奪い、地獄へ誘って天使と神を滅ぼす存在としてな。話し合いは不要となった、偽りと偽善の王であるサーゼクスが相手をする。
『今そこに私の愚弟が居る様子ね』
『アスモデウスか、まあな。説得が失敗した事で戦闘開始するが、心配はいらん』
『任せるわ。冥界周囲に存在する次元の狭間の所有権も、アグニと私達の物だけどまだ公表しない方がよさそうね。愚弟を任せるわ』
サーゼクスが冷たい目を向けるとクルゼレイは、巨大な魔力を両手から掃射する。サーゼクスは動じず、右手の掌から魔力が圧縮して徐々に異様なオーラを放ち続ける。掌に生まれた魔力を無数の小さな球体に変化させてから、前方に撃ち出すとクルゼレイの攻撃を打ち消していく。
そんで口内へ滅びの球体を一つだけ入り込むと、クルゼレイの腹部が一度だけ膨れ上がるとオーフィスの蛇だけを消滅させたようだ。奴の魔力が一気に減少させていく。
「『減殺の魔弾(ルイン・ザ・エクスティンクト)』は、腹に入っていたオーフィスの蛇のみを消滅させてもらった。これで絶大な力を振るえないだろう」
「流石は俺の弟子だ、消滅の魔力を魔弾としてコントロールさせてから蛇だけ消滅させるとは。俺の指示通りになったので、これで余裕が無くなった様子と見る」
アザゼルはサーゼクスの攻撃を見ていたが圧倒されてた、何せサーゼクスの攻撃はあの時のドウター戦でも見たがこれが本物の攻撃である。サーゼクスが魔王に選ばれた理由の一つとして、圧倒的なまでの消滅魔力を持っている
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