暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D〜黒衣の神皇帝〜 再編集版
体育館裏のホーリー
クルゼレイによる説得とサーゼクスの実力
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
だと生きているようだな」

「ディオドラ・アスタロトにも置き土産である蛇を渡した。あれを飲めば力が増大する。倒すのは容易ではない」

「置き土産だと?どういう事だ、無限の龍神オーフィスはまるで『禍の団』本部にいないと聞こえるが」

「オーフィスは既に我らの元から消えた。だが幸いな事に蛇を残してくれたが、ストックがもう少しで切れるがまあいい」

オーフィスが既にいない事に、アザゼルとタンニーンは互いに考えていたが分からずにいた。確かに蛇を飲めば強大な力を得られるが、それは相手によっては強大な力を得ても敗北する事がある。

クルゼレイが俺らの相手をしようとすると、前方に魔法陣が出てきたが何故アイツが来るんだ?と思いながら俺らは待機となった。来たのは現魔王であるサーゼクス登場ってな訳。

「サーゼクス、どうしてお前が出て来たんだ?」

「今回結果的に妹を我々大人の政治に巻き込んでしまったのでね、ならば私も前へ出てこないといけないと思ったからだよ一誠君。無駄だと分かってもクルゼレイを説得したい、いいかな一誠君」

「全く現魔王はお人好しが多い、まあいいだろうが現悪魔として直接聞いてみな」

「一ちゃんの言う通りだが、それもそうだろうな。サーゼクス、俺らは見学しているからな」

そう言って俺とアザゼルは、構えていた拳と槍を引いた。ついでにタンニーンは、他の場所にいる悪魔を一掃して来いと言っといたのでもういない。サーゼクスを視認した途端、クルゼレイの表情が憤怒と化していた。

「・・・・サーゼクス!忌々しき偽りの存在ッ!直接現れてくれるとはッ!貴様が、貴様さえいなければ、我々は・・・・ッ」

そう言う事だが、これが現実であり奴らにとってはサーゼクスの存在は最大級に忌むべき存在である。ま、カテレアが生存していると聞いた直後に来たから、今は怒気のみである。

「クルゼレイ。矛を下げてはくれないだろうか?今なら話し合いの道も用意出来る。前魔王の血筋を表舞台から遠ざけ、冥界の辺境に追いやった事は未だに私は『他の道もあったのでは?』と思ってならない。前魔王子孫の幹部達と会談の席を設けたい。何より貴殿とは現魔王アスモデウスであるファルビウムとも話して欲しいと考えている」

サーゼクスの言葉は真摯であるが、そのお陰でクルゼレイの感情を逆撫でするようになっている。元々コイツらは現魔王の言葉を信用していないが、俺の言葉のみは信用している。何せ戦争前からの知り合いであるし、前四大魔王であるルシファー達と子孫であるがベルゼブブは愚弟と言っていた。子孫であるが、血縁関係ではなく、姉弟姉妹という関係である。

「ふざけないでもらおうか!堕天使所か、天使とも通じ汚れきった貴様に悪魔を語る資格などないのだ。唯一資格がある兵藤様なら兎も角、俺
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ