体育館裏のホーリー
クルゼレイによる説得とサーゼクスの実力
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物が倒していたぞ』
そりゃそうだろう、ポケモンを出してから一掃作戦に参加していたんだからな。本来ならここでオーフィスが登場する所であるが、オーフィスは既に『禍の団』から抜けている。腰まである黒髪の小柄な少女、黒いワンピースを身に着けて細い四肢を覗かせているが現在の格好は黒と銀のワンピースであるが肩車をする為に変更してある。以前は老人の姿だったが、今度は美少女となっている。
「で?一ちゃんは何故ここに来たんだ」
「ここに来るであろう旧アスモデウスが来ると言う情報を聞いてな、来たんだが少々早かったようだ」
『俺的には「禍の団」トップである無限の龍神オーフィスがいるとの情報だったんだが、どうやら来ていないようだな。ま、あれ程世界に興味を示さなかったのが、テロリストの親玉となった。暇潰しとはいえ、危険分子がいないのは俺的にはどうなのだろうか』
「タンニーンが持っていた情報は既に劣化した情報だぞ?オーフィスは故郷である次元の狭間に戻りたいだけだと、俺らは推測している」
「次元の狭間、か。人間界と冥界、人間界と天界の間にある次元の壁の事。世界と世界を分け隔てている境界だが、何もない無の世界とも言われている。何故一ちゃんらはそれについて詳しいんだ?」
「それについては答える訳にはいかんが、次元の狭間は真龍と龍神の故郷とも言える場所だ。それとやっと来たようだぞ、旧アスモデウスの子孫」
俺とアザゼルとタンニーンが雑談していると、何者かが転移してきたが貴族服を着た一人の男だった。そいつは一礼したが、俺がいる事で予想外な顔をしていた。
「お初にお目にかかる。兵藤様、俺は真のアスモデウスの血を引く者であるクルゼレイ・アスモデウス。『禍の団』真なる魔王派として、堕天使の総督である貴殿に決闘を申し込む」
アザゼルが持つ宝玉から懐かしい波動はファーブニルのようだが、俺にとってはまたもないチャンスだ。首謀者の一人が目の前に来ているのなら、丁度良いので次元の狭間本家地下牢屋に転移させようか。
「旧魔王派が出てくるとはな、お前何やってるのか分かってるのか?」
確認するように言ったら、全身から魔のオーラを感じる。色がドス黒いが、オーフィスが置き土産として使ったようだな。オーフィスの蛇による力を得たらしいな。
「旧ではない!真なるアスモデウスであります、兵藤様。本来なら貴方に攻撃をするなと言われてきたので貴方とは戦いません」
俺は前に出てクルゼレイに近づいた、アザゼルは戦おうとして人工神器の短剣を構えていたが俺は手で止めろと言い止めさせた。
「せっかくサシでの勝負らしいが、コイツの事は俺に任してもいいか?アザゼル」
「何故だと言いたい所だが、カテレアの一件もある。どこかへ連れて行ったらしいが、その言い方
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