第3章 リーザス陥落
第59話 レイラを救え
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えるミリ。片手では収まりきりそうに無かった。
『お兄ちゃんがMかSかは置いといたとしてもね。志津香お姉ちゃんは、ちょっと抑えたほうがいいんじゃないかなぁ?』
『……え?』
突然の矛先が自分に向いた事に志津香はやや動揺する。向けたのはヒトミだった。
ヒトミは因みに、ただ単純に、『あそこまでアカラサマだと、ユーリには兎も角、回りにはバレバレだよ?』と、続けて言いたかったのだが、ロゼがこの話に食いつく。
『そーよ? 志津香。判ってると思うけど、SとMだからこそ、相容れるのよ〜? SとSだったら、反発しあうでしょ? アイツの足だって耐久値くらいあるんだから、壊れちゃっても知らないわよ〜?』
ほほほほ〜っと笑いながらそういうロゼ。……それを訊いた志津香は考えこむ。
『(ロゼの言う事だし……、でもヒトミちゃんも言ってる。……ユーリがヒトミちゃんのお兄ちゃんだし、やっぱり お兄ちゃんにああ言う事されるのは嫌……なのかな)』
考えを改める事にしだした志津香。かなり的はずれだが、更にロゼが詰めかける。
『志津香だってさぁ? ユーリにせめて貰いたい時、足使えなきゃ半減しちゃうわよ〜? 腰振りだけだったら、体位決まってくるし? ゆーといろんな事、試したいでしょ??』
『って、うっさい! アンタは少しは自重しなさいってのっ!!』
『は、はぅ……/// ひ、ヒトミちゃんは聞いちゃダメっ!!』
『わ、わわっ!?? お、おねーちゃん どーしたの??』
『あはははっ!! ほんっと、可愛いなぁ? お前らは!』
『ミリもうっさいっ!!』
その後も、下ネタ100%で口撃をするロゼと物理的反撃をしようとする志津香の2人が中心となっていくのだった。
勿論、ロゼがダ・ゲイルとヤりにいっていなくなるまでが一番賑やかだったのだった。
〜レッドの町 リーザス解放軍司令本部〜
それは昨夜の事である。
つまりはそういう事もあり、少しは……と思った志津香だったが、そこまで変わらないのだった。
「はは、単にジャれてる様に見えてくるな? もうこの形で良いんじゃね? ……ま、ロゼの事だ、あんな志津香を見て一杯やるんだろうけど……。……よし、オレも乗るか」
少し、もじもじとした、志津香を見てミリもニヤニヤと笑うのだった。
志津香の顔はやや赤い。
それは、司令室の窓から朝日が差し込んで、彼女の顔を照らしているから?と思えるが、それだけじゃなさそうだ。あの後、散々ヒトミやらに、色々とユーリとの話を根掘り葉掘り聴かされ、話したから。純粋無垢な、彼女の言葉を無下にしたくない、と思った志津香は必死に回避する市かなかったようだが。
「はいはい! みんな、ちょっといい?
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