第3章 リーザス陥落
第59話 レイラを救え
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色々と痛い目にあう事が多いが、心底信頼出来るメンバーが多いから。
「さぁ、ランス様。ユニコーンをみなさんで捕まえに行きましょう。早く助けてあげないと」
「うむ、それでお礼にHをしてもらおうじゃないか! 楽しい夜の情事だ! がははは! ……うひうひ、へへへへ」
「もう、散々人をなじっておいて、あっさりしてるんだからっ!」
どうやら、ランス達の話も纏まっていた様だ。そして、リーザス将軍達は話し合いをしている様だ。
「我らが動き、捕らえる方が早いと思います」
「うむ……じゃが、此処の拠点を攻めてくる可能性はゼロじゃない」
「そうですね。……そして大人数で動けば、敵に知られる可能性も出てきます。……敵側には魔人と言う人外も控えているのですから」
3人の将校はそう言い合う。
大人数が動けば、確かに早くに捕まえられるかもしれない。……が、町の守りも手薄になる。将校達が最も強い戦力であるが、彼等が動けば統率力も著しく低下するだろう。
「……ああ、オレたちが行くよ」
そこに、ユーリが来た。
「ユーリ殿」
バレスは、ユーリの言葉を聴いて、振り向く。
……何やら、脚と腕を気にしているし、赤くなっている様だが……、一先ず置いておく。
「それに、ユニコーンは、繊細なモンスターだ。……反応もかなり敏感。大人数で行けば、気配で逃げられる可能性の方が遥かに高い。町の守り、そしてジオへの偵察の件を考えたら、小人数精鋭がいいだろう、ランスを含めたオレ達がユニコーンを捕まえてくる。……それが最善だと思うが、どうだ?」
「……確かに、ユーリ殿の言う方法が最善、ですね。僕としても」
ユーリの案に、エクスは頷いた。
バレスも同様だったようだ、現時点では間違いなくそれが……だと。ただ、身内事だった為かバレスは強く思うこともある。
「……ユーリ殿。何から何まで申し訳ない」
バレスのその言葉を聞いたユーリは、直ぐに返す。
「……はぁ、何を言ってるんだ? バレス将軍。かつては所属さえ違うが、今はオレ達は仲間、だろう? 今更軍人も一般人も、ただの一介の冒険者も無い。……この解放軍に所属する以上は仲間だ。見捨てたりはしないし、できない」
ユーリは、少しため息をしながらも……、目ははっきりと開いていた。その言葉を聞いたバレスをはじめとした他の2人は、ゆっくりと頭を下げていた。確かに、今は解放を目的とした仲間だ。……が、それでも感謝の意を示したかった。ただ、それだけだった。
〜ラジールの町〜
ユニコーン捕獲隊のメンバーとして、ランス、ユーリ、シィル、志津香、かなみ、ミリの6人となった。
トマトとランは仕切りに行きたそうにしていたが……、其々には役目がち
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